2010年12月29日水曜日

”resting is rusting” byエジソン

新たに仕事を始めた。

前の職場とはガラっと違う世界。
そして遊んでいたブランク。

予想してはいたが
それ以上に?ひどいありさまで
自分の無能と小心を思い知る日々。

前の職場では、
経験がいろんなものをカバーしてくれていたのだなぁ~
と実感。

まあ、この歳だけど新人。
ある意味、毎日新しいことだらけというのもありがたいことだ。

謙虚になって学ぶしかない!
しばらく大変だけど、慣れるまで地道に頑張ろう。

2010年12月11日土曜日

ブラヴォー!の後・・

ゲヴァントハウス弦楽四重奏団のコンサートへ。
(紀尾井ホール)

私の感性がビリビリした街
ライプツィヒの楽団であり
チェリストは、私の好きなヴァイオリニストのお父ちゃん。

いやー
期待していた以上に素晴らしく
幸せな時間だった。。

個々の音も色豊かで
全体のバランスもとてもきれい。
なにより、弱音の美しさ・・・
こんな繊細な音が出るなんてー。

あぁ、横浜公演も行きたくなってきてしまった。
そして3月のオケでの来日も・・・うー。

それにしても、いつもコンサートで思うのは
日本の聴衆って、ゲンキンだよなー。

アンコールがこれで終わり、と分かると
とたんに拍手は止んで
みんなすごい勢いで、さっさと帰りだす。

えー。
アンコールのための拍手だったの?

演奏してくれた人たちへの
感謝、賞賛じゃないのかい。

そりゃ、アンコールしてくれたら
また音を聴けるんだ!と嬉しいけど。

海外では、本当にいいと思った演奏には
メンバーが退場した後だって
アンコールなしだって
ずーっと拍手していたりする。

しばらく余韻に浸っていたい自分としては
最後のあのバタバタが
いつも興ざめで、ガッカリな瞬間だ。

2010年12月9日木曜日

やっぱりすごい東京タワー

お見舞いで六本木に行ったついでに
イルミネーションを見ながら
ひとりふらふら歩く。

ミッドタウンの周辺は
オーソドックス~ちょっと変わったスタイルまで
さまざまなライトアップが。

ひときわ人だかりができていたのが
芝生広場に敷き詰められた、青いイルミじゅうたん。

この前、ねっころがってビールを呑んでいた広場が
すっかり幻想的な世界に。

でも、なぜか今日私が心奪われたのは
見慣れているはずの東京タワー。

いつものオレンジのライトアップなんだけど
妙にかっこよかったなぁ。

どんなイルミネーションにも
オレは負けないぜ!と堂々としているように見えて
ふらふら吸い寄せられて行った。

東麻布から見た姿が、さらにきれい。
ただの鉄骨なのに、なんでこんなに美しくなるんだろうなぁ~

田舎モノみたいに、なんども見上げながら歩いて
ついに三田まで歩いてしまった。

いやぁ、やっぱりなんだかスゴイよ。
東京タワー。

2010年12月6日月曜日

チケットGETのジレンマ

大好きなヴァイオリニスト+アンサンブルチームが
来年5月にやってくる。
(ストラディヴァリウス・サミットコンサート)

関東では4公演。
そのうち、3公演のチケットを購入。

10年ほど前から、毎回行っているが
年々チケットの売れ行きが激しくなっているので
今年は”プレのプレのプレ”発売で
チケットをGET.

結果的には、一般発売でもGETはできたのだが。

『もし取れなかったら・・・』と思うと
追加料金を払ってでも
座席選択ができずとも・・と
くそーチケット会社の思うつぼ?

今日いそいそとチケットを発券してみたら
いやな予感的中。
一つの公演は、1番前の席を割り当ててくださっていた・・・(^^;

興奮しすぎて鼻血出るかも。
花束でも渡しちゃいましょうか!?

他も、自分では選ばなかっただろう席。
うーん。
やっぱり座席選択は自分でしたい。

でも行けなかったら元も子もないし!
あージレンマ。

あぁ~あと半年。
絶対生き延びなきゃ。
そして、チケットが火事で燃えないように
さてどうするか。

こんなことで悩める自分は
幸せモノだ・・

多摩川60kmの旅

チャリで多摩川を遡る旅へ。

クタクタ&尻激痛で帰宅し
距離を測ってみたら
約60kmの道のりだった。

前回、徒歩で遡ったときは約30kmだったので
チャリでも倍しか行けないのか。

相変わらず河川敷では
いろんな人がいろんなことをして楽しんでいるので
飽きない。

今回印象に残ったのは

◆鷹匠!
(びっくり。普通のところでやっていいんだ)

◆かなり増えたように感じた自転車
(我々と違って、本格的な速いヤツ)

◆飛行機ラジコン
(おっさんたち、でかい飛行機飛ばしてたー)

◆ちびっこラグビー教室
(ずいぶんチビからなぜラグビー。さては親がラガーマンか?)

川は、雰囲気や景色が変わるのも
おもしろい。

いつか、黒海からドナウ川をさかのぼる旅をするぞっ!

”ヌメリ取り”の怪

ドラッグストアに買い物に行くと
当然、『あ、これストックなかったよな~』と
いろいろ買い足す。

特に在庫をチェックして行くわけじゃないけど
だいたいバランス良くいくもの。

が、なぜか・・・台所の流しの『ヌメリ取り』だけは
しょっちゅう買ってしまう自分。

今日も、確かなかったよな・・と買ったら
家に2箱もあるじゃん!
思わず一人で笑っちゃった。

なぜにヌメリ取りだけ?
よっぽどヌメリが嫌いなんだろうか。

ボケのはじまりか?

2010年12月2日木曜日

”ぽっくり逝きたい”

昨日の夕刊の一面見出し・・・(^^;

長寿化の昨今
寝込まず、迷惑かけず、苦しまず。。

ぽっくり逝きたい!というのが
人々の切実な願い。
”祈願ツアー”なるものも人気なんだそうだ。

私にも、病院で介護してもらっている93歳の祖母がおり
会いに行くたび、その思いは強くなる。

ましてや、自宅で
日々介護に追われている人など
『こうはなりたくない・・』と思うようになるのだろう。

祖母は、自分でも
『早く死にたいのになんで・・』と言うので
『死神サンの都合だから仕方ないね~』と話している。

でも実は、祖母は『死にたい』と思ってないんじゃないかって
密かに思ってる。
死の淵から復活したし
気力はしっかりしてるし。

『なにかやり残したことがあるんじゃないの?』
って聞いてみたら
『わからない』と言っていたが・・心の奥底はいかに。

同じく93歳の祖父は
背筋もシャキっと、周りが驚くくらい元気。
(祖母の病院で、息子さんですか?と言われて大爆笑・・)

祖父も、祖母がかわいそうで仕方ないようだ。
そして、『ボクはぽっくり逝ける気がするんだよ』って言ってる。笑

人気の介護施設は、100人待ち・・とかいう時代。
自分は、年金が足りない~・・とか悩む前に
早いとこポックリ逝きたいなぁ。

動けなくなるのはとにかくイヤなので
よく歩いたり、足腰の筋肉を鍛える運動を
毎日しているけど・・
ポックリに役立つかな?

”フジヤマのトビウオ”さん、
あなたが理想です。
秘訣を教えてほしい!

2010年11月28日日曜日

運命は変えられる?!

親戚が団員の
アマチュアオーケストラのコンサートへ。

アマチュアだけど、かなりレベルが高い。
楽器やっている人は、たくさんいるものだなぁ。

大迫力だった
チャイコフスキーの交響曲NO,4の前に
指揮者が曲の解説をしてくれた。

チャイコフスキーは
運命というものに、マイナスのイメージを持っていたらしい。

人間が幸せになろうともがいて
いい感じになったところで
ドーン!そうはさせない!と何度も立ちはだかる運命と
それに屈せずがんばるけど
しまいには『もういいや、逆らいません・・・』ってなっちゃう姿を
描いたりしているとか。

でも!
ラストのすさまじい盛り上がりは
あきらめどころか
『運命がなんじゃ~!突き進めーっ』って
叫んでるように私には聴こえる。

交響曲NO,5だって
元気がないときの、私の応援歌だ。

”運命”って言われても
実は自分はピンと来ないんだけど
運命がどうであれ、
こんな素敵な音楽を味わえるだけでも、なかなかの幸せだし
こんな音圧ふっかけられたら
運命とか気にしないよ、もはや。笑

そんなことを考えていたら
涙が出たぞ。
一流じゃなくても、心のこもった音楽には
感動できるんだなぁ。

ホールまで、チャリで片道30分ほど。
チケットも、親戚がくれたのでタダ。

マスターカードなしで
プライスレスのぜいたく!笑

2010年11月25日木曜日

チェコっとシネマ

広尾の チェコ共和国大使館内にある
”チェコセンター”にて、チェコ映画の上映会へ。

チェコ文化は、過酷な歴史の中
民が、誇りや自我を失わずに育んできたもの、
というイメージがあり、興味があったのだが
ふと新聞でチェコセンターの存在を知り、行ってみた。

今回は”前世紀探検”(1955年)
監督のカレル・ゼマンは有名なんだー。
その後のゴジラとか、特撮映画に影響を与えているらしい。

少年4人(実写)が、時の川をさかのぼって
古代を冒険するSF。

恐竜の模型やぬいぐるみが、かわいい!
あの時代にしては奇跡だったんじゃないかな。

そして、何より良かったのは
終始、優しさにつつまれていたこと。
ずーっと、ほほえんだり吹き出したりして観ていた。

いちばんチビの”イルカ君”がキュートすぎる!
そして、イルカ君を見守る兄貴分たちが
さりげなく優しくてたくましくて、勉強熱心。

子供ならではの、
我を忘れて動いちゃう好奇心や
素直な心が
とてもきれいに描かれていると思って
ウルっと来てしまった。

ジュール・ヴェルヌの物語の中に
自分もいっしょに入っちゃったみたいな気分。
今の子供たちに、ぜひ観てほしいな。

時代を遡っていくことで
少年たちは、人間の起源・生命の起源を考える。

気の遠くなるような時間を経て
いま、我々は生きているのだなぁと実感。

自分は残念ながら、子を持つことはなさそうだけど
この地球上の生命のうつり変わりを見れば
ほんの一瞬のできごと。

生命の進化(退化?)の上で
自然淘汰されるべき遺伝子なんだきっと。という思いが
この映画で改めて強まった。

申し込めば無料の映画会。
次回はガラっと違う映画だけど、また行ってみよう。

2010年11月23日火曜日

ハイドンの皇帝

ウィーン弦楽四重奏団のコンサートへ。

高いのでムム・・と思ったのだが
ハイドンの『皇帝』を聴きたくて。

2楽章は、ドイツ国歌のメロディ。
第1ヴァイオリン➔第2ヴァイオリン➔チェロ➔ヴィオラ
と、主役がうつっていく。

あぁ~やっぱり泣けてくる。

何年も前、ヴァイオリン教室に通っているとき
アンサンブルで何をやるか?という話になり
集団では主張できない性格の私が
『皇帝やりたい!』と、意見を通した曲。
(もちろん簡易版)

熟練マイスターの演奏だと、
あたりまえだけど、別物だ。笑

それにしても、となりのオバチャンが
ほとんどずっと寝ており、それはいいんだけど
私の顔をガン見!する角度で寝るので
なんだか落ち着かなかった・・笑

メズート・ウジール!

エジルがドイツのバンビ賞を受賞。
すごいねー大忙し。

日本での表記は”メスト・エジル”だけど
『メズ~ト・ウジ~ル!』って呼ばれてた。
なるほど。

スピーチはドイツ語。
最後の”ありがとう”は
ドイツ語・トルコ語・スペイン語・英語で。

レアルで過ごすうちに
何ヶ国語しゃべれるようになるんだい?

昨日ニュースでやっていた試合では
ロナウドに絶妙アシスト。

うわぁ~美しすぎる。
バウンドとかタイミングとか
彼には関係ないのだなぁ

チョン!とタッチするだけで
もう自由自在。

前の試合では、こんな嬉しそうな顔を。
もとが憂いをおびた顔なので
こっちまでうれしい。
異国の地で、がんばれ!

でも・・・髪はもそっと切ろうよ・・








2010年11月22日月曜日

チャロ+20分

海外旅行前に、
少しでも英語に触れねば!と見はじめた
”リトルチャロ”+20分の英語番組(NHK教育)

チャロがあんまりかわいいのと
その後の番組もかなり面白いので
ずっと録画して見続けている。

+20分は
月曜:偉人たちの名言を紹介する番組
火曜:日本文化を英語で紹介する番組
水曜:3ヶ月ごとに変わる。今はイギリス文学
木曜:英語ニュースをもとにした番組

そんな中、最近
名言でおぉ!と思ったのをいくつか。

"The weak can never forgive.
Forgiveness is the attribute of the strong."
(ガンジー)
でもなかなかできないよなぁ~

"Nature gives you the face you have at twenty,
life shapes the face you have at thirty,
but at fifty,you get the face you deserve."
(ココ・シャネル)
ばあちゃんになった時、いい顔でシワシワになっていたいなぁ・・

"I have not failed.
I've just found 10,000ways that won't work"
(エジソン)
そう思えばがんばれる・・?

"Gravitation is not responsible for people falling in love."
(アインシュタイン)
おちゃめだなぁ~

"I don't wait for moods.
You accomplish nothing if you do that.
Your mind must know it has got to get down to work."
(誰だっけ・・?)
まさに自分に言われているような言葉・・アイタタ・・・

"One of the great discoveries a man makes,
one of his great surprises is
to find he can do what he was afraid he couldn't do."
(ヘンリーフォード)
こう言ってもらえると、新しいことに挑戦してみよう・・という気になれるかも。

分からない単語を辞書でひいたり
ひたすら声に出して発音してみたり・・

すぐ忘れちゃうのだが
知らず知らずのうちに、英語が上達するといいなぁ~・・

なめくじオエ~

最終章公開!で話題の
ハリーポッター。

今までTVでやっているのを
チラっと見た程度。
マーハイオニー?ハーマイオニー?
というレベルだったのだが・・

TVでやっていた『秘密の部屋』には
引き込まれてしまった。

3人がまだ小さくてかわいい。

ツボにはまったのが、
ロンが魔法を自分に逆噴射?しちゃうシーン。
ナメクジくらえ!みたいに相手に言ったら
自分の口から、ナメクジがどんどん出てくるようになっちゃう。

オエ~って
バケツ持ちながらナメクジ吐いてる姿が
かわいくって、大笑い。

その後も、ロンの表情やしぐさには
うけっぱなし。

エマちゃんは知的でかわいいし
ラドクリフも、瞳がめちゃくちゃきれい。

最初を見ていないので
人名や用語が??という感じなのだが
映画もちょっと観てみたくなっちゃった。

2010年11月9日火曜日

クリスティアン・リヴェ

先日、パユのコンサートで知って
その繊細なギターの音色に
ビビビと来たリヴェ。

思わずCDを購入。
”24 WAYS UPON THE BELLS”

イギリスの古典音楽がメインで
ビートルズのyesterdayアレンジなんかも入っている。

リヴェは、ギターだけでなく
指揮や室内楽なども学んだ上に
文学や詩でも、才能を発揮しているんだそうだ。

なるほど。
確かに彼の演奏は、詩を詠んでるみたい。
やさしい~

『行間を読む』っていう言葉が
なぜかふっと頭に浮かんだんだよなぁ。
”間”が素敵。

夕焼けを見ながら
ろうそくを点しながら
ゆったり聴くには、もってこいの一枚!
この季節にオススメです。

2010年11月6日土曜日

ふらりウィーンフィル

川崎へ買い物へ。

たまたまウィーンフィル、MUZAでコンサートの日。
雰囲気だけちょっと嗅がせて!とホールへふらり。

なんとなくチケットカウンターで
『もう高いチケットしか残ってないんですよね~』と聞いてみたら
『あ、D席一枚でしたら、ご用意できますよ!」とのこと。

こりゃ行けってことね、ハイ、買った!

まったくそんなつもりなかったので
ジーパンですけど、なにか?

思いがけず、名門オケを聴くことに。
指揮者&曲目が変わったので
払い戻しがけっこうあったのだろうなぁ。

さて時間となり、ホールへ向かうと
入口には、サラリーマン風の男性が
『D席求ム!』の紙を持って立っている。

うー、私が何の気なしに取ってしまったばっかりに・・
ちょっと心が痛む。

がしかし、そんな思いは会場に入って吹っ飛ぶ。
なに・・・?ガラガラだよ?
ちょっとあの空席ぶりはびっくり。

どういうことだ?
各チケット会社の持ち分があり、
ホール窓口での持ち分が最後ってことだったのかな?

もはやこのご時世、ウン万円するチケットなんて売れないのか
指揮者が気に入らなかったのか
日本のオケのレベルが上がっている今
6回くらい行ける金額を払ってまで・・という感覚なのか。

空席を見ながら、あれこれ考えてしまった。

肝心の音楽は・・・
モーツァルトNO.33とハイドンNO.103は
さっぱり、明るく、美しく!って感じ。

『新世界より』でフルメンバーになると
管も弦も、迫力満点。
指揮者のネルソンズ(これまた年下でショック・・・)も表情豊か。

”家路”で有名な2楽章は
コーラングレのまろやかな響き
ラストも、3階席までくる音圧

確かによかったのだけど・・
どうも体はあまり反応しなかった。

単純に、好きな曲目じゃなかったからかな?
3日に、バス奏者が富士登山中に亡くなり
メンバーの気持ちが万全でなかったのか?

プロだからそんなことはないか?
でも仲間が亡くなってすぐ、なかなか複雑だよね・・・

とまあ、音楽以外に
いろいろと考えてしまったコンサートでした。

富士山に向かって合掌。

2010年11月1日月曜日

少年よ、外で遊べ!

買い物に行く途中の道ばた
サッカーボールでパスの練習中?の少年ふたり。

なんだか久々の光景・・と思ってしまったのは
気のせいか?

おなかの傷がまだなんとなく気持ち悪くて
歩くスピードはいつもの8割くらい。

でも私が通る間
少年たちは、ボールを蹴るのをやめて
待っていてくれた。

まあ、当たり前といえば当たり前なんだけど。
なんだか芋ボーズって感じでかわいかったんだよね。

思わずにこっとして『ありがと』と言ったら
少年もニコっと。

外でたくさん遊べよぉ~!

少年の目には、私はオバサンなんだろうか~
おねえちゃんであってほしい・・
と思ったひとときであった。笑

We love CHOPIN !

BSハイビジョンで、4時間くらいやってただろうか。
生放送のショパン特集。

改めてオンパレードで聴くと
やっぱりどれも名曲だなぁ~

人気投票では、相方の気に入りの
英雄ポロネーズが第一位に。

私の今の第一位は
バラード第一番かな。
この一曲に、さまざまな感情が込められている気がして
涙なしには聴けない・・・

みんな色々な解釈で
ショパンを語るけど
当人はどう思ってたんだろうなぁ~
あの世で『ちげーよ!』って怒ってそう。笑

でも、曲を聴いて
みんなが涙し、胸しめつけられ、力をもらってるんだから
喜んでるよね、きっと。

2010年10月25日月曜日

パユ と リヴェ

退院した日に、コンサートへ。

パユ&リヴェ(フルート&ギター)
彩の国さいたま芸術劇場

パユは、ベルリンフィルの団員でもあり
世界的に有名なソリスト。
上手くてカッコイイので、日本でも人気。

チケット発売日に
気合を入れて取ったし
絶対行くぞ!と
病院でも、階段昇降したり
ひたすら歩いて体力づくり。

さすがに、いきなりの人ごみ&電車の揺れは怖くて
階段も、手すりにつかまってゆるりゆるり。
なんてことない道のりが、長い長い・・・

でも、最初の音を聴いたら
あぁ~がんばって来てよかった
あぁ~麻酔から覚めてよかった

涙が出たよー。

フルートとギターの組み合わせも
素敵じゃないか。

フルートが、パユの体の一部みたいになっていて
簡単そうに、踊ってるみたいに吹いてる。

リヴェのことは知らなかったのだけど
彼のギターがまた素晴らしく。
なんと変化に富んだ音を生み出すんだろー。

特にヴィラ・ロボス、ピアソラのせつない旋律が
秋の雰囲気にぴったりで
繊細な響きに、会場は息をのむ。

これまた涙。

喝采のあと、アンコールはなんと
宮城道雄の”春の海”

お琴の前奏をギターが奏でると
『おぉぉ!』とざわめき。
そして、まさに尺八の響きで、フルートがメロディを奏でると
会場は大拍手!

何の違和感もなく
彼らの音楽にしてしまっていた。

すげ~~!
宮城道雄も、こんな風に弾いてもらえるとは
思っていなかったろうなぁ~

おなかのこともすっかり忘れて
かぶりついた時間。

音楽は薬より効くのかも!
パユ&リヴェ、ありがとう。

adios まりも!

おなかにあった”シコリ”を取るオペを受けた。

何年も一緒に歩んできた『まりも』
オジャマ虫といえども、やっぱり体の一部なので
いざお別れとなると、ちょっと寂しい。

オペ前夜は
『今までいい子にしてくれてありがとねー』とご挨拶。

初めての入院・オペは
すべてが未体験ゾーンで新鮮。

でもやっぱり色んなものに感謝、の日々だったなぁ。

やさしい看護師・病院職員
生気を吸われ、疲れる病院に見舞いに来てくれた友人・身内
メールで応援してくれる友人
みるみる回復した、丈夫なからだ

経験しないに越したことはないけど
貴重な体験ができたな。

さて、しばらくゆっくりしたら
体もきれいになったことだし
新生自分!?ってことで、進まないとね。

病院で聴くと余計に身にしみた
”昨日のno,明日のyes"
(by GAKU MC ミスチル桜井氏カバー)

”昨日のOh no は明日のYes
変えるのは君なのです 君なのです
コケるのは何度だってかまわないのです”

”取り返しなんて たぶんつくはずなんです”

”やるかやらないかのちょっとした違いです”

”未来を変えるのは 君のたった今!”

そう、最後に笑っていればそれでいいのだよね。

2010年10月17日日曜日

すみだトリフォニーホール

ふと思い立って
新日本フィルの定期演奏会へ。
5000人の第九でご一緒させて頂いたのだが
ちゃんと聴くのは初。

Beethoven
ヴァイオリン協奏曲&田園
指揮:下野竜也
Vn:徳永二男
(実家でのあだ名は”カバ大王”。失敬な・・笑)

前日にチケットを取ったもんで
安いA席は、私でラスト!とのことで
3階席のいちば~んうしろ。

初めて入ったトリフォニーホール。
シックな色合いで、木の使い方もおしゃれ。
パイプオルガンはドレスデン製とのこと。シンプル。

ホールの外は、つくりが少し入り組んでいて
開放感はなく
出入り扉が分かりにくいけど
逆に、細い通路がおもしろい空間をつくっている。

座席はちょっと狭い感じがしたかな。
たまたまオジサンに囲まれていたからか?

でも素敵な空間だ。気に入った!

演奏はといえば・・・
メンバー若いな~という印象だったのだが
音の美しいこと!
キレもあり、柔らかさもあり
日本のオケもすごいな~!と感激。

休日の昼なので、子連れも多かったのが嬉しい。
安い値段で、家族そろって来られるって、だいじ。

田園は特にみごとで、
加齢臭がただよっているにもかかわらず(笑)
オーストリアの森の中にいるみたい。

そうなるとまた、ウィーンやハイリゲンシュタットを
訪ねてみたくなる。

聴力が衰えるなか、不安定だったろうBeethovenの心から
こんなに穏やかな音楽を生み出した自然。
見ないわけにはいかないだろう~!

いい音楽を聴いたあとは特に、歩きたくなる。
日本橋まで、ひとりテクテク。
計7kmくらい歩いたようだ。
歩く靴じゃかなったので、足イタっ

丸善で、名物”早矢仕ライス”を食べて帰宅。
うーん。
こっくり味と酸味、うまかった!

2010年10月11日月曜日

やっぱり好きだ

元職場の上司が声をかけてくれ
退職することになった先輩を囲み、飲む。

この上司は
頭がよくて、おちゃめで、ドライで、ずるっこくて
自分の言動で、相手がどう反応するか楽しんだり
営業マンが天職って感じのタイプ。

彼のおかげで、私は
仕事を、いかに割りきりつつ楽しんじゃうか
ということを学んだ。

それから
私には一生理解できまい!と思っていた
不倫しちゃう友人の気持ちも。。笑

今回、久々に飲んで
改めて魅力を感じる。

退職する先輩に向けて
みんなが思っていても
なかなか口に出せない言葉やアドバイスを
ズバズバ言うんだ。

普段は、調子に乗せておいて
ドンと落とされたり、油断ならないのだけど
やっぱりヒトをよく見てる。
そして、いざという時に、
ふと心に響くことや、誰も言ってくれないことを言ってくれる。

”本当のやさしさ”を、垣間見る。
計算づくであったとしても
相手に対する愛情がなきゃ
できるもんじゃないよな。

楽しいだけじゃなくて
いろいろ考えさせられた飲みだった。

しっかし、おしゃれでバカ高いお店だったのに
うまい日本酒をしこたま飲んだなぁ~(^^;
ごちでした~♪

2010年10月4日月曜日

ビアビア

この夏の激暑のおかげで
すっかりビール党の昨今。

スーパーでふと
『世界ビール紀行~ドイツメルツェンタイプ~』
なるものを発見。

アサヒビールが、”ドイツ風に”
日本で作っているらしい。笑
(ちなみに、次回作はベルギー風らしい)

ドイツに過剰反応する日々が
自分でもすっかりおかしくなってきて
えいやーと買ってみる。

うーん。
やっぱり”缶の味”がしちゃうけど
いつものビールより美味しい気がするぞ。笑
原料を見ると、一応純粋なのかな。

友人と行ったキリンビール工場見学で
美味しい注ぎ方を教えてもらって以来
モコモコの泡を作るのが お気に入り♪

ドイツではちょうど
東西統一20周年の記念式典だ。

未だいろいろな問題があるようだけど
お祝いして 今日も一杯やっちゃおう!

最近は、酔っ払ってもドイツがらみでウザい。
先日久々にたくさん飲み
いい気分で家に帰ると
サッカードイツ代表の短パン(相方へのみやげ)が目に入る。

履いたが最後?
始まったのが、各選手の物まね・・・

これが勝手ながらかなり楽しかったんだなぁ~
ラーム・エジル・シュバインシュタイガー
ミュラー・ロッベンが持ちネタ(?)

この病気はいつ治るんだろうかね。。
現実もちゃんと見ないとなぁ。。。(><)








2010年10月2日土曜日

シービスケット

大恐慌時代のアメリカで
実在した名馬とそれをとりまく人たちの物語。

厳しい時代
それぞれ傷や悲しみを抱いた人たちが
ふたたび立ち上がり
シービスケットに出会い

彼らの活躍にアメリカ中が熱狂し
勇気付けられていく。

ラストのレースシーンは
号泣・・・

レッドのケガのことも
自分のケガのことも
周りがどう思っているかも
馬はぜんぶ分かってるんだよね~
と思うと、なんだか泣けてきちゃう。

競馬ってやっぱり不思議だ。
金もうけやギャンブルと
動物との愛や信頼関係とが
となり合わせなんだもん。

そして、今回もトビーの目にほれぼれ・・
繊細な憂いを秘めていて
ちょっとひねくれた感じが
合うんだよなぁ。

2010年10月1日金曜日

サイダーハウスルール

勝手にトビー・マグワイア祭り。

自分にないものに惹かれるのか
どうやら、ギョロ目+目玉の美しい人に弱いらしい。笑

背景や出来事は
切なかったり、重かったりするのだけど
マイケル・ケイン演じるラーチ先生の大きな愛が
ストーリー全てを温かく包んでくれていて
悲愴感がない。

最近の『ジョーカー』や『悪人』と同じように
法や常識で正しいとされていることが
必ずしも”善”とは限らないのでは・・・と
この作品も言っている気がした。

チビッコたちの
ホーマーに対する愛情表現が
それぞれかわいらしくて、泣ける。

ラーチ先生が毎晩言ってくれる
おやすみの挨拶がまた優しくて。

"Good night, you princes of Maine,
you kings of New England."

できれば最後
みんなで野外映画場に行って
キングコング2でも観てほしかったが。。
さすがに無理か・・・

でもその後、ホーマーが孤児院の近くに
スクリーンを作ってくれたかも?
なんて思ったり。

素敵な映画だったなぁ~

そして、よく耳にする音楽。
この映画のサントラだったんだ!

2010年9月25日土曜日

恐怖は目を大きくする

チェコの映画監督が言っていた言葉。

恐怖ととなり合わせにあると
人は想像力が広がるのだそうだ。

迫害や制圧の歴史をたどってきた
チェコの人だからこそ
言える言葉なのだろう。。

そして、映画『第三の男』の名ぜりふを思い出す。

『イタリアは、ボルジア家の30年の圧政下
戦争と流血が続いたが
ミケランジェロ、ダヴィンチ、ルネサンスを生んだ。
かたや、スイスの500年のデモクラシーと平和は何を生んだ?
ハト時計さ』

ちょっと過激だとは思うけど・・

確かに、人の心の底をゆさぶる芸術は
苦悩・恐怖・絶望・悲しみ・・・
追い詰められた精神状態から
生み出されている気もする。

なんとも皮肉。。

築地本願寺

パイプオルガンを巡るシリーズ。
意外性に一票?ってことで、
築地本願寺へ。

ここはインドか?と思う建築と
ザ・日本のお寺!って感じの
きんきらな本堂と
そこに鎮座するパイプオルガン。

めちゃくちゃな気もするけど・・・笑

オルガンはドイツ製らしいが
割と小さめで、ちょっと田舎っぽい地味な雰囲気。

お坊さんが行き交い
お香が強烈にただよう中で聴くパイプオルガンは
なんだか不思議だったなぁ。。

石造りの建物とはいっても
構造や天井の高さ、じゅうたんなどが影響しているのか
音の響きが、ほんわか柔らかい感じ。

それはそれでいいと思うが
ビリビリ来る振動を期待する自分には
やや物足りない感じ。

演奏の前後に、みんなで合掌。
やーおもしろい経験でした。

いろんな宗教の大切な場所に入り込んで
神様に怒られそう?笑

『ねぇ 神様
あなたは何人いて いったい誰がホンモノなの?
僕にだけこっそり教えてよ』
 ~さよなら2001年 by Mr.Children~

これは9.11を背景に描かれた歌だけど
宗教をめぐる争いが絶えない日々、
ホントそう思っちゃうよな。

2010年9月21日火曜日

オクトーバーフェスト!

ドイツかぶれシリーズ。

ミュンヘンで毎年開かれるビール祭り
オクトーバーフェストにあやかって
日本でもビール祭りが開かれたりする。

六本木ミッドタウンで
ホフブロイの生を飲めるというので
いそいそと出かけてしまう単細胞。

六本木なので、
外人やセレブたちがオサレに飲んでいて
入りづらいかも・・・という田舎モンの心配は
芝生広場を見た瞬間に晴れる。

芝生にねっころがったり
座り込んで
気ままにみんな飲んでる~
なぜか子供も多いぞ。

そして、ビールが本当にウマい・・・
気持ちの問題なのかもしれないが
ウマいんだ・・・

ドイツには、ビール純粋令っていう法律があって
麦芽・ホップ・酵母・水しか使っちゃいけない。
質がいい上に、生と来たら、ウマいよな。

芝生に座って・・ってのがまたいいんだろう。

ジャーマンポテトやプレッツェルをつまみに
ジョッキ3杯も。

気分よくなって
『あ~ドイツ行きたい~』連呼。
ウザいね。

年の功?

ル・ジュルナル・ド・パリ
”パリ印象主義時代の音楽日記”
のコンサートへ。
(東京オペラシティ)

4日間の音楽祭。
約1時間☓12公演というスタイルで
1公演1,500yenなので
気軽に聴きたいプログラムに行ける。

最近、ドビュッシーやラヴェルの音楽が
けっこうお気に入りで、いいタイミング。

目当ての曲も、もちろん良かったのだけど
ジャン=クロード・ペヌティエ氏、という
オジサン(失敬な)が
フォーレのピアノ曲を弾きだしたら、思わず涙。

思わぬところでやられた・・・
なんだかよく分からないけど
体が反応してるから、好きなんだろなぁ。

オジサンの背中がまた味わい深くて。
これが年の功というものか?

大好きな空間で、またいい音楽をありがとう~

気分はパリジェンヌのままで・・?と
人ごみを避け、しばし夜道をひとり歩いたのでした。

くせになる『エジル』

サッカーW杯で
にわかにドイツを応援することになった自分。

サッカーには詳しくないけど
堅い守り
美しいパス
スピード感あふれる攻め
個人技に酔わないチームプレー

すっかり魅せられ
選手たちと友達気分。(また始まった)

中でも不思議なのが
トルコがルーツの『メスト・エジル』

とりわけ美男子でもなく
プレー中の顔は鳥っぽいし
シンプソンズに出てきそうなんだけど
な~んだか、目が離せない。
(目が飛び出てるからか?)

芸術的な さりげないパスと
すすっといつの間にかやって来る足の速さ。
美しい走り姿。(だから背筋のラインがかっこいいのだ)

イングランド戦の4点目のパスなんぞ
何度見てもほれぼれ・・・

GOALした、弾丸ミュラーくんの無邪気な笑顔にも
すっかりやられてしまうのだが
やっぱりエジルには、クセになってしまう『なにか』がある!

レアルでの活躍も
続々伝えられている。
楽しみにしておるぞ。アミーゴ!







2010年9月13日月曜日

MITTE 

武蔵小山の商店街を歩いていたときのこと。
あるのぼりに釘付けに!

店名は”MITTE”
そして、ベルリンのテレビ塔をモチーフにした
しゃれたシンボルマークが。

MITTEだけだったら、ただ『中央』という意味なので
なんとも思わなかっただろうけど
マークは、間違いなく
ベルリンのMITTE地区にあるテレビ塔だ・・・

ぬぬー!
ベルリンに関係ないわけがあるまい!と
後日、訪ねてみた。

DJ風のご主人に聞いてみたところ
特にベルリンに思い入れがあって・・・という程でもないけど
ベルリンで流行ってる音楽が
好きだったりするのだそうだ。
(かなり世界中いろいろ知ってそうな感じ)

気のせいか、確かに流れている音楽は
映画『ラン・ローラ・ラン』を思い出させる。
(またDVD借りて観ちゃった・・・)

料理はどれも
美しく、おいしく
気に入りの店になった。

一人で一杯やりながら夕飯、にも使える感じ♪

羽田空港

10月にOPENする
羽田空港”新国際線ターミナル”の祝イベントへ。

お目当ては、新D滑走路見学ツアー。

がしかし、着いたら既に満員。
朝一の行列で
あっという間に整理券はなくなってしまったんだと。。

そうかぁ・・
世のオタクや子供を侮ってたよ・・・

気を取り直し、出店で飲み食いし
第1ターミナルに移動して、展望デッキで飛行機を眺める。

うーん。
やっぱり飛行機は
無条件に血が騒ぐ!飽きない!

チャリで空港の周りをうろついていたので
目の前で飛行機を見られたのも大興奮!
思わず手を振ってしまう自分・・
いくつだよ!

帰るころには、お尻は激痛。
30km超の道のりでした。

やはり空港は広いのだ・・・

東京カテドラル 聖マリア大聖堂

クリスチャンではないけど
パイプオルガンコンサートに
おじゃまします~

この教会、丹下健三の建築なんだと!
どうりで、独創的でかっこいいわけだ・・・
上空から見ると、
ちゃんと十字になっているらしい。


中に入ると、石でできた曲線が
なんとも美しい。

静かで、暗くて、ひんやりしていて洞窟にいるような感じ。
おわ~・・また好きな空間ができた。



オルガン演奏の間に
聖書の祈りの言葉をみんなで詠む。

信者に失礼かと思いつつも
せっかくなので?私も詠んでみる。

でも、
どうもしっくり心に響かないというか・・
やっぱり、『訳された文』なんだよな。

コーランは、”アラビア語であってこそ”で
訳されたものは聖典とみなされないそうだが
そういうのって、あると思う。

日本語ならではの美しい響きがあるように
聖書も、原語ではもっと美しく流れるんだろう。



 
今回、教会におじゃましたのは
ドイツの色々な教会でパイプオルガンを聴いて
『この楽器は、ホールではなく、教会にあってこそだ!』と
キョーレツに感じたから。

石をつうじて響く 荘厳な音と
腹の底から響く振動。
そしてなにより、雰囲気。
それを日本でも味わいたかった。

うん。
腹の底に、少しキタ。


残念ながら、
今回の選曲がイマイチだったので
また、おじゃましようと思う。

それにしても、周辺は椿山荘、学習院、日本女子大・・
神田川はドブ臭かったけど
坂を上れば、落ち着いた素敵な街並み。

大学時代、すぐ近くにいたというのに。。
探索しておくべきだった・・・






















2010年9月9日木曜日

プリンセス・シシー

オーストリア皇后、エリーザベト(シシー)の生涯を描いた
映画3部作を観る。

オーストリアでは、今でも
毎年シシーの誕生日に放送される
人気映画だとか。

波乱の人生を送ることになるシシーだが、
動物と自然好きの 美しいおてんば娘が
皇帝に見初められて大恋愛・・というストーリー展開は
まるでディスニー映画みたいで 素敵だ。

おとぼけ警備兵のコミカルなシーンなど
笑いもしっかり織り込んである。

特に気に入ったのは、シシーのパパ。
自然を愛し、子供を愛し、妻を愛し。
よく飲んでよく笑って。
人生を謳歌してる!って感じで、大きい。

シシーには
『悩みや不安があるなら 目を開き、森を歩け』
と教える。

あんなお父さんになりたいなぁ~笑

それから、
釣り針がイケメンに引っかかって
『あなたが釣れました!』ってのも
言ってみたい・・・笑

2010年9月6日月曜日

おにいちゃんのハナビ

試写会へ。

監督・高良健吾・谷村美月・宮崎美子・大杉漣の舞台挨拶と
サプライズで、フミヤの生歌。
マイクなしで歌って欲しかったなあ。

この試写会になんで応募したかって
一番好きな、片貝の花火大会を舞台にした
実話がベースだというから。

4年前くらいまでは
夜行に乗って、毎年通っていた大会。

年々、見物人が増えてしまって残念だった。
今はどうなっていることだろう。

映画自体は、ストーリーは分かっているし
花火の映像や状況を見て『ここは脚色だな』と分かったりするのだけど
やっぱり家族愛には、涙涙。

引きこもりの人と話したことはないけれど
とても繊細で、優しい人なのかもなーと感じた。

愛情と絶対的な信頼を持って
やや強引に引っぱってくれる人がいたら
外に向くことができるような気がした。

ところで、相方いわく
『おにいちゃんが揚げた花火を、見た記憶がある!』と。

確かに、我々が通っていた頃に
揚がっていても不思議ではない。

そう言われてみれば
追善供養の花火を観ながら
『この故人は”赤”が好きだったんだねー』と話した記憶はあるんだ。

もしかしてこの花火だったのかな。

相方の記憶力は、相当ヒドいんだが
きっと、おにいちゃんのハナビ、私たちは観ていたんだ!と
信じたいな。

2010年8月30日月曜日

映画『オーストラリア』

姉の話を聞いて、DVDを観る。

この映画には、
”日本軍が、オーストラリアを攻撃する”場面が出てくる。
私はその事実を知らなかった。

姉が、オーストラリア人の知人に
『これはオーストラリアでは常識なのか?』と聞いたところ
オーストラリアではみな知っていることなのだそうだ。

日の丸をつけた飛行機が
爆撃をする場面は、
日本が攻撃されている場面を見るより、辛かった。

その他にも、アボリジニに関する暗い歴史や
利権争い、愛情・・・と
もりだくさんの中身。

それぞれの場所で、それぞれ重い歴史がある。
思った以上に濃い時間だった。

オーストラリアの大自然に魅せられ
不思議な魔力の存在を信じたくなる。

本当の自分はまだ眠っていて
遠く離れた地に、生きるべき場所があるのでは?
なんて、ちょっと夢をみたくなったりもする。

そして
ヒュー・ジャックマンと
ニコール・キッドマンの
なんとも美しいことよ!

2010年8月26日木曜日

日本がしたこと

夏は、終戦・原爆など
戦争に関する話題に触れることが多くなる。

日韓併合100年の今年
また、謝罪がどうの・・という話題がのぼっている。

自分らのことしか考えてないような政治家の
形式だけの謝罪なんて
あんまり意味がないような。

本当に必要なのは
日本人それぞれの意識なんじゃないの?

だいたい、教科書にホントのことなんて書いてないんだろうし。
日本は、ひどいこともしてきたのに
知らないで育つとは、なんて愚かなこと。

自分たちの凶行や未熟さを知らずに
被害を受けたことだけを主張するのか?
見下されて当然だ。

『相手に忘れてもらう唯一の方法は、我々が決して忘れないこと』
と言ったドイツの政治家がいたらしい。

それだよ。
ひとりひとりが、事実を知らないと始まらない。

自分達の愚行を認め、忘れずにいることが
お互いの関係を改善するのに
何より必要なんじゃないのかねぇ。

それにしても、歴史とはこわい。
都合のいいように、どんどん書き変えられているんだろうから。
何が本当か、見極めるのは難しい・・・

2010年8月19日木曜日

アウグスト・ディール

アンジー主演の映画『ソルト』

期待しないで観たせいか
なかなかおもしろかった。

映画館で観るべき映画って感じ。

やっぱり愛だね。愛。笑

アンジーの旦那役(地味)がけっこう気に入って
調べてみたら、ベルリン生まれのドイツ人。

おぉ。
ひいきのヴァイオリニストに似てると思ったんだが
やはりそっち系でしたか!

不健康そうで、暗そうなんだけど
なんだか美しい・・・

ヒトラーの贋札にも出てたとは
気付かなかった。

ドイツめ、なにかと引きずることよ。。

MRI

MRI初体験!

喜ばしいことではないけど
まあ楽しんじゃおうじゃないの。

強磁場注意!の表示。
えーこの前ゼロ磁場行ったから
プラマイゼロにならんかね?

例のトンネルに入り
造影剤を静脈注射しながら撮影。

ガンガン、ビービー、ゴーゴー
色んな音が聞こえてきて
体が輪切りにされている感じ?
SF映画で生まれ変わるシーンみたいだ。

今度はブルブルブル・・・マッサージ器か!

体を動かしてはいけないのと
息を止めている時間が意外と長い・・以外は
特に辛くもなく、20分ほどで無事終了。

すごい機械だなぁ~
どうやって思いついたのか。

これまた、ドイツ製でした。
すごいねぇ。

2010年8月18日水曜日

ひとこと

道を歩いていて、ふと耳に入ってきたやりとり。

『ありがとう~。今日もおいしかったよ!』
『あ、ありがとうございます!』

お弁当業者が、空のお弁当箱を
会社に引き取りに来ていたところだった。

ちょうどそこへ通りかかった
会社のおじさんのひとこと。

いいなぁ~

たった一言だけど
お弁当業者は嬉しいだろうし
疲れも軽くなるだろうし
通りすがりの私まで、幸せな気分になった。

おじさん、すごいぜ!
ひとことの力、すごい。

って、自分はそれができないんだけどねー。
がんばらねばね・・・

2010年8月16日月曜日

新幹線のホームにて

旅の帰り、新幹線の中から
お見送りと思われる家族を見かけた。

乗っている人たちはこちらからは見えない。
祖父母だろうか。
友達家族だろうか。

発車まぎわになると
3、4年生くらいの女の子が
お母さんの後ろに隠れ、背中に顔をうずめて
涙、涙・・・

お母さんも
『ほら、ちゃんとバイバイしなさい』みたいに言いつつ
もらい泣き。

弟らしき2人は、元気に
動き出す新幹線を追いかける。

ほんのひとときだけで
そこには大きな愛がある、と分かる。

のびのびと、感性豊かに育った子達なんだろうな・・と
こちらまでもらい泣き。

夏休みのドラマだなぁ。

楽しい時間は いつか終わってしまって
とてつもない寂しさがやってくる。

でもそうやって
色んな気持ちを味わって
大人になっていくのだー。

がんばれ子供たちよ!

2010年8月9日月曜日

フェチ

しょうもない話。。

よくTVで、『〇〇フェチ』なんて話をしている。
自分はどうだろう?と
特に考えたことがなかったのだが
最近、いいねぇ~と思う部分を発見!

背筋から、おしりにかけての筋肉の曲線!笑

鍛えられた背筋
➔キュっとしまったウエスト
➔引き締まってプリっと上がったおしりの筋肉

といっても、かっこいい!と思ったのは
まだこの2人だけなんだが。

ロジャー・フェデラー(テニス)
メスト・エジル(サッカー)

鍛えられた肉体は美しい!

2010年7月26日月曜日

12人のチェリストたち

先日の
”ベルリンフィル12人のチェリストたち”のコンサートで
またもやすっかりとりこになり
家でもCDを楽しむ毎日。

すべて同じ楽器とは思えない
色とりどりで豊かな音たち。

なんなんだ!この人たちは本当に・・・

南米音楽、フランス音楽・・・と
いろんなジャンルの曲を楽しませてくれる。

タンゴが流れれば、ラテンの血が騒ぐ気になっちゃうし
フランスのムードたっぷりの曲が始まると
部屋がパリになっちゃうんだなぁ・・これが・・・

部屋から見えた遠花火と
チェロが奏でるフランス音楽・・・
意外とマッチして、幸せなひとときでした。

2010年7月25日日曜日

フォースは偉大なり!

BSハイビジョンでやっていた
スター・ウォーズ特集。

初めて、公開順ではなく
時系列の順番で観た。

確かにこの順番だと
より感慨深い・・・

ただ、全部知ってしまうと
あまりに辛いお話なので
旧作×3の単純なワクワク感も好き。

スターウォーズ好きたちが
お気に入りの場面を紹介する番組では
誰かが
”ジャバザハットの地下牢の怪物が死ぬ場面”に
この物語の根底にある”愛”を感じる、と言っていた。

ほんとうだー。
そんな場面、今まで気付かなかった!

ルークが怪物をやっつけて
よーし!って喜ぶべき場面なのだけど
怪物の飼育係みたいなのが
ヤツの死を、シクシク悲しんでるの。。。

あんな恐ろしく醜く
悪の象徴のような怪物なのに。

いいもんにも
わるもんにも
愛がある。

どんな生き物でも
死んだら、悲しんでくれる存在がいるんだよね。

スター・ウォーズ
深いね!

2010年7月17日土曜日

ドイツ一人旅 【飛行機で号泣】

楽しい時間は
あっという間にすぎてしまうもので。。。

就航したての、最新型A380エアバスというのが
帰りのガックリ感を
すこしだけ和らげてくれた・・・

号泣①

旅行前に読破しきれず
ドイツの移動中、ずっと読み続けていた
”ベルリンの秋”(春江一也著)を
帰りの機内でようやく読み終える。

ベルリンの壁崩壊の前後を背景に
事実にもとづいたフィクション。
実際に、歴史やその場の雰囲気を感じてきただけに
感情が爆発(^^;

ある場面は、作者が壁崩壊の日に
空路ベルリンへ向かった実体験なのだが
こんな機長のアナウンスがあったそうだ。

『ご搭乗のみなさま、歴史的な日のベルリンへようこそ。
右側前方をご覧下さい。
壁の境界検問所から、どんどん人々が
西ベルリンへあふれ出ています・・』

みんな、どんな思いだったのだろう・・・と
まるで自分が経験したかのように、号泣。。


号泣②

エンタテイメントメニューの中に
第九のコンサートのプログラムを発見。

それは、ベルリンの壁崩壊直後に行われた
祝賀コンサートの映像だった。

”Alle Menschen werden Brüder”

歓喜の歌に
なんとふさわしい背景。

ベートーヴェンも
こんな何よりの舞台で演奏されて
喜んでいるだろうなぁ~

そう思ったらまた号泣。

帰りたくないよ~~
でも、現実逃避はいつか終わっちゃうんだよね。

Danke schon Deutschland !!!
Auf wiedersehen !

ドイツ一人旅 【ボン】

◆ベートーヴェン

生家で博物館のベートーヴェンハウスへ。

日本語イヤホンガイドがあったので
説明を聞きながら、じっくり見学。

難聴をカバーするために使っていた
集音器が展示されている部屋では
彼にはどの程度聴こえていたか
再現された音が、イヤホンから流れてくる。

交響曲第7番の時点で、かなり聴こえていないことに驚く。
自分が作った曲が
こんなに遠く、かすかにしか聴こえないなんて。

涙が出た。

音楽に携わる者として
聴力は命にも等しいだろう。
どんなに辛かったろう。。。

ひたひたと忍び寄る難聴の恐怖に屈せず
その後も名曲を作り続けた精神力と神業。
おそるべし。

音楽を人々に与えるために遣わされた
申し子だったのだと感じた。

よかったね。
あなたが苦しみながらも
情熱を注いで生み出した音楽はいま、
こんなアジアの小国の素人が歌ったりするくらい
世界中にあふれているんだよ。

ありがとう。


◆ケーニヒスヴィンター

ボンからトラムに乗って30分ほどの街。

雄大なライン川に沿って散歩したり
登山鉄道に乗って、山に登ったりできる。

単純に訳すと、”王の冬”なので
王様の静養地だったりしたのかな?

登山鉄道でグングン登って行き
ライン川を見下ろす風景が飛び込んできたときは
ゾゾゾと血が騒いだ。

これぞドイツ!
頭の中では、シューマンの”ライン”が流れる。


のどかでおしゃれな街は
老夫婦が手をつないで
仲良く散歩していたりする。

とても気に入った街だった。

ドイツ一人旅 【ハンブルク】


◆ブラームス
一番好きな作曲家、ブラームス。
生誕地、ハンブルクは
どうしても見ておきたかった。

時おり雨がぱらつく中、
ブラームス広場
洗礼を受けたミヒャエル教会
ブラームス博物館などを歩く。

ひっそり&観光客少ない・・・
もっと街をあげて
アピールしているのかと思ったら。。

結局、オーストリアなどで活躍しているので
生誕地はあまり盛り上がっていないのかもね。

6月なのにコートを着る寒さ
強い風
厚い雲
どんより暗い空

あのブラームスの
苦難を知り尽くしたような
重厚な雰囲気と
無関係ではないのかもな~。

少しだけ
ふるさとを感じられた気がした。

ここも、戦争で焼け野原になってしまった街で
古い建物が少ない。

当時の雰囲気が残っていたら
もっと色々感じられただろうに。

なんともったいないことを。
つくづく、戦争はおろかだよ。


◆おばあちゃん

ミヒャエル教会は、
エレベーターがあり、尖塔に登ることができる。
(私はぜんぶ階段で上がったけど)

エレベーターに乗るにしても
少し階段を上らないといけないのだが
私の前には、杖をついたヨタヨタのおばあちゃんが。

そんなでも、迷うことなく
杖をつきつき、ゆっくりゆっくり頑張って上っている。

ドイツの街では、こういう光景をよく見かけた。

老人たちが、ヨタヨタの姿を恥じることなく
元気に街を歩いている。

きっと周りにも
それを受け容れて見守るゆとりがあるのだろう。

こういうところに、豊かさを感じる。















2010年7月16日金曜日

長田弘さん

新聞記事で、この詩を読んだら
涙がどーっと出てきた。

”ことばって、何だと思う?
けっしてことばにできない思いが、
ここにあると指さすのが、ことばだ・・・”

長田弘さんという人の詩なんだそうだ。

2010年7月15日木曜日

ドイツ一人旅 【ベルリン】

◆憧れのフィルハーモニー

とうとう来たぞーっ

40年以上経っているとは思えない
斬新でしゃれた建築。

今でこそ、近代的なビルが立ち並ぶ
ポツダム広場だが
第2次大戦直後は、一面焼け野原。

そこにぽつんと、フィルハーモニーが建った。
ベルリンの壁ができた2年後、
その壁のすぐ近くにだ。
当時の写真を見ると、胸が詰まる。

東西ベルリンのかけはしに。
そしていつか、統一されたとき
ここが文化の中心地になるように・・・

カラヤンや、建築家たち
関係者の願いだったのだそうだ。
そのとおりになったんだね。

フィルハーモニーのそばを歩いていると
ソリストとすれ違ったり、団員が車で通ったりする。
もう大興奮!

こういうとき、英語でもペラペラだったら
さくっと話しかけられるのに・・・とつくづく思うのだった。。

ホテルから街への通り道だったこともあり
5日間の滞在の間、
ホワイエでのミニコンサート
ホールのガイドツアー・・と
何度も足を運んで堪能。

そしてやはりメインは、コンサート。
その日は急きょ、フィルハーモニー目の前の
高級ホテルに場所を移し、
夕方部屋に戻り
シャワーを浴びて身を清め(笑)
いざ!

音はものすごく鮮明に聴こえて
シャワーのように体に降ってきて
包まれる感じ。

そして、目の前に
遠足に来た子供のように楽しそうな団員たち。
ひいきのヴァイオリニストも、ニコニコ・・・
わ~ こっち見たっ (*o*)

あーこのベルリンフィルの
余裕かましたマジックに
やられちゃうんだよなぁ。。。

日ごろの練習や葛藤があってこその本番だろうが
こんなにキラキラと輝けることを
仕事にしている彼らって、本当に素敵だ。

クープランの墓
バルトークのビオラ協奏曲
そして、ブラームスの2番・・・

着々とプログラムは進んでしまう。
『お願いだー 終わらないでくれ・・・』
顔がくしゃくしゃになる。

この幸せな時間が過ぎないでほしい・・・
あんなに切に願ったのは
たぶん人生で初めてだ。

大拍手とブラヴォの声の中
団員はあっさりと、楽しそうに退場。

拍手が鳴り止まず
指揮者のビシュコフだけが再登場し、挨拶。

あぁ、終わってしまった・・・
後ろ髪ひかれる思いで
ホテルへ戻る。

フィルハーモニービューの部屋にしてもらってよかった。
しばらく、脱力して窓辺に座り込み
ライトアップされたホールを
眺めていた。

フィルハーモニーは
何ごともなかったように、たたずんでいる。

あそこでは、当たり前に
奇跡がしょっちゅう起きているんだなぁ。

ビールを呑み
この日ばかりは夜更かしを。

午前1時過ぎ、小ホールのライトが消え
午前2時、大ホールのライトも消え・・・
夢のような誕生日は終わった。


◆”負の遺産”を残す

ドイツを歩いていて、随所に感じたのは
”暗い歴史とも向き合い、忘れない”という姿勢だ。

ナチスに虐殺された
ユダヤ人を追悼するモニュメントを
ベルリンのど真ん中の、広大な敷地に作ったこと。

ベルリンの壁の跡や博物館
シュタージ博物館なども
観光名所にしていること。

爆撃で破壊された建物を
あえて そのまま残し
戦争の愚かさを伝えていること。


『 相手に忘れてもらう唯一の方法は
我々が決して忘れないこと 』

と言った人がいたそうだが
日本には、その姿勢が足りないんじゃないかと思う。

被害を受けたことばかりではなく
あやまちも隠さず認め、知っておかなければ。

見習うべき姿勢だと感じた。