広尾の チェコ共和国大使館内にある
”チェコセンター”にて、チェコ映画の上映会へ。
チェコ文化は、過酷な歴史の中
民が、誇りや自我を失わずに育んできたもの、
というイメージがあり、興味があったのだが
ふと新聞でチェコセンターの存在を知り、行ってみた。
今回は”前世紀探検”(1955年)
監督のカレル・ゼマンは有名なんだー。
その後のゴジラとか、特撮映画に影響を与えているらしい。
少年4人(実写)が、時の川をさかのぼって
古代を冒険するSF。
恐竜の模型やぬいぐるみが、かわいい!
あの時代にしては奇跡だったんじゃないかな。
そして、何より良かったのは
終始、優しさにつつまれていたこと。
ずーっと、ほほえんだり吹き出したりして観ていた。
いちばんチビの”イルカ君”がキュートすぎる!
そして、イルカ君を見守る兄貴分たちが
さりげなく優しくてたくましくて、勉強熱心。
子供ならではの、
我を忘れて動いちゃう好奇心や
素直な心が
とてもきれいに描かれていると思って
ウルっと来てしまった。
ジュール・ヴェルヌの物語の中に
自分もいっしょに入っちゃったみたいな気分。
今の子供たちに、ぜひ観てほしいな。
時代を遡っていくことで
少年たちは、人間の起源・生命の起源を考える。
気の遠くなるような時間を経て
いま、我々は生きているのだなぁと実感。
自分は残念ながら、子を持つことはなさそうだけど
この地球上の生命のうつり変わりを見れば
ほんの一瞬のできごと。
生命の進化(退化?)の上で
自然淘汰されるべき遺伝子なんだきっと。という思いが
この映画で改めて強まった。
申し込めば無料の映画会。
次回はガラっと違う映画だけど、また行ってみよう。
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