生家で博物館のベートーヴェンハウスへ。
日本語イヤホンガイドがあったので
説明を聞きながら、じっくり見学。
難聴をカバーするために使っていた
集音器が展示されている部屋では
彼にはどの程度聴こえていたか
再現された音が、イヤホンから流れてくる。
交響曲第7番の時点で、かなり聴こえていないことに驚く。
自分が作った曲が
涙が出た。
音楽に携わる者として
聴力は命にも等しいだろう。
どんなに辛かったろう。。。
ひたひたと忍び寄る難聴の恐怖に屈せず
その後も名曲を作り続けた精神力と神業。おそるべし。
音楽を人々に与えるために遣わされた
申し子だったのだと感じた。
よかったね。
あなたが苦しみながらも
情熱を注いで生み出した音楽はいま、
こんなアジアの小国の素人が歌ったりするくらい
世界中にあふれているんだよ。ありがとう。
ボンからトラムに乗って30分ほどの街。
登山鉄道に乗って、山に登ったりできる。
単純に訳すと、”王の冬”なので
王様の静養地だったりしたのかな?
登山鉄道でグングン登って行き
ライン川を見下ろす風景が飛び込んできたときは
ゾゾゾと血が騒いだ。
頭の中では、シューマンの”ライン”が流れる。
のどかでおしゃれな街は
老夫婦が手をつないで
仲良く散歩していたりする。
とても気に入った街だった。
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