2011年12月30日金曜日

プリマベーラ

最近、神保町がお気に入り。
古本屋、中古CDショップ、喫茶店、スポーツ店・・・

落ち着くんだけど、心は盛り上がる不思議。

そして、小さな聖堂みたいな喫茶店『プリマベーラ』

前に食べたシチューが恋しくなってふらり。
具だくさんだし、お皿からあふれてるし
パンもバナナもついて
あ~大満足!

そして最後に、本を読みながら絶品コーヒー。
マスターが『濃いめ・中間・軽め』を選ばせてくれるので
濃いのをブラックで。
幸せ・・・

びっくりしたのが、お店に向かう途中口ずさんでいた曲が
お店で流れていたこと。
サンサーンスの『序奏とロンド・カプリチオーソ』
こういう偶然が、ゾクゾク来る!

幸せ気分で、神田教会や街をふらついて
日本橋まで、ふらふら。
銀座では思い出のホールにご挨拶。

なんだかんだ、8kmほど歩いたようだ。
一日中、幸せ気分をくれたプリマベーラに感謝!

2011年12月16日金曜日

いい奴、シューベルト?

いままで印象が薄かったシューベルト。

最近、いいなぁ~と思うことが
多くなってきた。
ドイツ行きを決定づけたコンサートも
彼の曲だった。

彼は、親から勘当されたり
とにかくビンボー生活だったようなんだけど
友人には恵まれていて
居候して援助してもらったりしていたらしい。

友人に囲まれて、音楽を披露している絵を見て
きっといい奴だったんだろうな~と
なんだかホッコリする。
その人柄と音楽を、仲間は放っておけなかったんだろう。

尊敬するベートーヴェンには、話しかけることもできず
ストーカーのようにひっそり見ていたとか。笑
親近感!

31年という短い生涯だったのに
膨大な数の曲と
人生を知り尽くしたような趣。

素敵な曲に
まだまだたくさん出会えそうだ。

2011年12月12日月曜日

お月さん

皆既月食を楽しんだ。

ま後ろに太陽があって・・・とイメージすると
不思議な感じ。
丸い地球に住んでること自体、イメージわかないもん。

壮大な世界にふ~っと入れる
貴重な時間。

寒くてずっと見ているわけにもいかず
ベランダに出たり入ったり。

近所のマンションも、そんな人が多くて
皆ガラガラ出たり入ったりしてる。笑

家族で見ているベランダを発見。
子供たちがたくさん見てたらいいなぁ。

空を見上げて
太陽~地球~月、並んでる姿を
想像した子と、しなかった子
すんごい差だと、私は思う。

2011年12月7日水曜日

家守綺譚~いえもりきたん~

友人に薦められて読み始めた
梨木香歩さんの小説。

『西の魔女が死んだ』も良かったけど
『家守綺譚』がまたすごい。

発想といい、世界観といい、描き方といい
ほんとうに素敵。
凡人じゃないな~
これぞ小説家、という感じ。

家守綺譚を読んでいると、植物が愛おしくなってきて
今日の帰り道は
あれこれ木や草を見ながらふらふら歩いてきた。

いつものなんてことない道が
急に色とりどりの世界になるから
気の持ちようってすごい。

途中で、素敵なはっぱを見つけた→

家守綺譚のなかに
”リュウノヒゲ”が出てきた。

その瞬間、かなり昔の実家の映像がバン!と浮かんだ。
今はすっかり変わっているけど
増築前、リュウノヒゲ地帯があったなぁ。

犬、犬小屋、門、沙羅双樹、カーポート・・・
リュウノヒゲ、という言葉一つでこんなに鮮明に思い出すなんて
ちょっとびっくりして
なんだか嬉しかった。

梨木香歩さん、もっと読んでみよう。

2011年12月6日火曜日

BACHヤバイね!キテるね!

シュロモ・ミンツのフェア実施中のところ
嬉しい偶然が!

スターンとの競演
バッハの≪2つのヴァイオリンのための協奏曲≫は
ものすごい名演で
見るたびに惹きつけられて動けなくなってしまうのだが・・・

たまたま借りた映画DVD×2
両方に、この曲が登場!

【Music of the Heart】
メリル・ストリープ主演の、実話にもとづいた映画。
スターンらが実際に出演しているというので借りてみた。
ラスト皆で演奏するのがこの協奏曲!
(号泣)

【Pirates of Silicon Valley】
ジョブズ&ビルゲイツの若き頃の話。
(だいぶ違ってると、相方は文句言ってたけど)
その象徴的なバックミュージックに、この協奏曲!

特に↑ こっちの映画なんて
まったく音楽に関係ないのに、なぜにこの曲。
びっくり。

こういう偶然が、盛り上がってまうんだなぁ
きてるぜ!バッハさんよ~
やっぱりあんたすごすぎだよ!

うん。改めて偉大だと
思わされるこの頃。

ミンツもすごすぎて。。。
お客にこびず、これ見よがしじゃなく
どーんと我が道を行く。
ちょっとガンコそうだけど。
秋田犬みたいなんだよなぁ。

かなり勝手なイメージだけど
人間の器が大きくなかったら
あんな音、出せないよな~と思うんだ。

弾く姿も、楽器が自分の一部のようで
自然でらくらくと、からだをかっこよく使っている。
スポーツ的。

ただ、最近の演奏をYou Tubeで見ても
???という感じでビリビリ来ないので、
もっぱら聴くのは昔のCD&DVD。

まだバリバリいける年齢なのに
若くして成熟しすぎてしまったんだろうか。

でも生を聴いてみたい。
早く来て~シュロモさんよぉ~

tierheim≪動物のおうち≫

ベルリン郊外にある、動物擁護施設
”ティアハイム”をTVで紹介していた。

ヨーロッパ最大規模。
最近改装されたばかりで
全館冷暖房完備&庭付き。

ワンにゃん、うさぎ・・・など
飼い主が飼えなくなって
保護されたペットが収容されている。

一匹一匹に説明が張り出されていて
名前・条件・飼い主が飼えなくなった理由・・などが
詳しく書いてある。

見捨てられた動物たちは
そこで、新たな飼い主を待つ。
たとえ引き取り手がいなくても、そこで最期を迎えることができる。

何より素敵だと思ったのは
動物を飼いたい→ティアハイムへ探しに来る人が多いということ。

日本のように、流行っている犬を
お店やブリーダーから買うのではなく。

公の補助はほんの少しで
ボランティアや寄付金で運営されているそうだ。

価値のない命はない、という精神が根底にある。
ペットじゃなくて、家族なんだよね。

施設ができたのが100年も前というから
そんな時代から進んでいたのだな。

まあ、そんな施設ができてしまうこと自体が
悲しいことなんだけど
そこでほったらかしにしない所がドイツのすごい所だ。

彼らは一度傷ついているから
施設が劣悪の環境であると、さらにひねくれて
人間になつかなくなってしまうかもしれない。

環境のいい施設をもてること
そこから動物を引き取るスタイルが広まること
自分も関心を持たなくては。

ティアハイムのお兄さんが
部屋を掃除してあげている所に
一匹のワンコがソロソロ寄って来る。

ぶさいくで、怯えたような顔をしている。
下手くそな笑顔で『なでなでして~』と弱気に訴える姿が
なんとも切なくて、涙がボロボロ。

第二の人生が幸せでありますように。
そして、この施設がガラガラになる日が来ますように。


























2011年11月28日月曜日

余裕のベルリンメンバーたち

ベルリンフィルとうとう来日。

チケット取りから
予習から
体調管理から
かなりの思い入れで臨んだコンサート。

前日から落ち着かず、当日も早く出発。

ホテルオークラの方から向かっていると
前方から、おしゃべりチェロ軍団がー!
わいわいホテルに戻っていった・・・

そして、この前一緒に写真をとってもらったメンバーらも!
会釈したら、にっこりしてくれた。

うわーここで張っていたいぞ。
しかし早いといっても、開演まであと一時間。
このメンツ、今日はリハだけなのかもな・・

そして開場時間。

ん?カラヤン広場にもメンバーが
スタバコーヒー片手にうろうろしている。

どうやら、入口のパイプオルゴールを見に来たらしい。
写真撮ってるし・・・笑

好きなドミニクさんがいて、思わずパチリ。
パーカー姿なので、今日は降り番なのか~とガックリ。

そんなで、ワン盛り上がりしてホールに入り
座席に座り、ドキドキと団員の入場を見ていたら・・・

えーさっきのみんな、いるじゃん!
ドミニクさん早着替え?
うーん。『30分前、集中~・・・』とかやってるわけじゃないのね。

ま、彼らにとっては、仕事の海外出張だから
昼休み終わった→ さ、仕事 って感じなんだろうなぁ。

いやー余裕にびっくり。
そして、更にびっくりだったのは
降り番だと思っていたひいきのヴァイオリニストが出演!!
思わずひとり『まじ!』と叫んでしまった。。。

で、肝心の演奏は・・・
やっぱり音はすごかった。
ビリビリからだの芯に響く。
いっぱい取り込むぞ~と、からだを開放。

でも、今回は鳥肌どまり。
涙はなぜか出なかったなー。

でも、念願のラトルも聴けたし
ぜいたくな時間だったことは確か。

翌日は脱力で、廃人状態。
今年も終わった・・・くらいな。笑

やっぱりまたベルリンの
あのフィルハーモニーの空間で聴きたい
その想いが強まった一日だった。

2011年11月17日木曜日

よぼよぼの巨匠

ドイツの指揮者、クルト・マズアが来日中。

洗足学園音大のオケと
チャリティコンサートを開いてくれるのだが
公開リーディングがあるというので
こんな機会はめったにない!と
いそいそ。

クルト・マズアは
私が(勝手に)前世生きていた街、ライプツィヒの
ゲヴァントハウス管弦楽団の音楽監督を務めていた人。

1989年の民主化革命時は、武力行使の惨事にならないよう
尽力奔走した人の一人で、尊敬のまなこで見ている。
(プライベートは・・・?だけど)

出てきた84歳のマズア、よぼよぼのじいちゃんになったー!
歩く姿はノコノコ不安定。
服もパジャマみたいだぞ?笑

でも指揮台に立つと、メンデルスゾーンの曲について解説し
細かい指示を出したり
大きなハリのある声で叫んだりしている。
音楽がパワーの源なんだなぁ。

でも、通訳さんがちょっと頼りなかったのか
マズアがおじいちゃん的な意味不明だったのか
学生も『??』という瞬間がけっこうあり。

う~ん!流れがいちいち途切れてしまう。
もうちょっとニュアンスが伝わればいいのに!と
もどかしい感じ。

トルシエについていた熱血通訳を思い出す。
彼を見て笑ってたけど
ハートの温度を伝えられる通訳って大事なのかも。

サインをもらえるかも、と思って
ライプツィヒで買った革命ドキュメントの本を持っていったのだけど
ヨボヨボだし・・・
学生たちも、サインもらえるのは限定10名でジャンケン!
とかやってたので、そんな雰囲気でもなく。。

音楽家の引退の潮どき・・とか
いろいろ考えさせられたけど
巨匠を目の前で見られて、うれしかった。
ありがとう!

2011年11月4日金曜日

ウン年ぶりの日光へ

小学校の修学旅行以来。

バスで竜頭の滝まで行き
そこから湯元温泉まで、軽くハイキング。

文化の日にしてはめずらしく
雨がぱらついたりで、
陽射しがなかったのが残念だが
紅葉も残るなか、水の流れに沿って楽しんだ。

水量豊かでダイナミックな、竜頭の滝・湯滝!
でも、その中間の流れが
静かで穏やかなことといったら。。
その差がなんとも印象的だった。

しかし・・・これが世界遺産かぁ~
予想どおりというか、興ざめ感も大。

排気ガスぶーぶーの、いろは坂渋滞。
えらそーな態度の宮司。
鳥居の目の前のじゃりみちも、車走ってるし。。
センスの悪いおみやげ屋、まずい食堂。

もうけ主義が見え見えというか。
観光地って、どうしてこうゴチャゴチャになっちゃうんだろう。

もっとセンスのある開発をしてほしいな。
でなければ、何もせず、そのままの姿を残してほしい。
うん、それが一番なんだけどね。

人が増えたからって
駐車場や施設を増やさなくてもいいじゃない。
ここ、別にたくさんの人を呼ぶのが目的の場所じゃないんで・・・って
そのまま平然といられたらいいのに。

外国人もたくさんいて、なんか恥ずかしかった。
日本に来るなら、世界遺産を目指さず
なにもない所の方がかえって
いい所、いい景色、いい自然がたくさんあるよ!!

海外にも通ずるところがあるのかもしれない。
世界遺産とか、ガイドばかりに気をとられては
危険だということだ。

って文句言ってるけど
閉門時間に間に合わなくて、東照宮に入れなかったボケ輩に
あれこれ言われたくないわな~笑

2011年11月1日火曜日

シュロモ・ミンツ

イスラエルのヴァイオリニスト。

樫本大進&ベルリンバロックゾリステンの
コンサートの予習をしているとき
You Tubeで、たまたま彼の演奏を聴いた。

すごい!
なんか好きだ・・・

気になって、HUBERMAN FESTIVALのDVDを購入。

ユダヤ系の巨匠たちの夢の競演。
その中に、貫禄たっぷりの26歳のミンツ!
30代にしか見えね~

メンデルスゾーンの協奏曲
2楽章は涙止まらず・・・
流れるというか、オイオイ泣いちゃう感じ。

ヴァイオリンと会話しているみたいに
なんともいい表情で弾いているのも素敵だ。

1983年の録音なので、音も画像も悪いのが残念だけど
それでもビリビリ来る。
なんだかよく分からないけど、好きなんだなぁ。

実家に帰ったときに
興奮して『ミンツって知ってる?』と父に聞いたら
『あぁ、CD持ってるよ』
相当、有名な人でした。。。

おっさんになったミンツ
日本に来たらコンサートに行ってみよう♪

2011年10月26日水曜日

父ちゃんが音楽好きになったきっかけ

いつも音楽に触れながら育ってきた。
親がクラシック音楽を好きだったからだ。

今も、コンサートの予習をしたいときや
この演奏家スゴイ!と思ったときに父に聞くと
『あーCDあるよ』ってな感じなので、実家に借りに行く。

ふと相方が、
父がクラシック音楽を好きになったきっかけを聞いてきた。

『・・・・・』
そういえば聞いたことなかった。
田舎ッペで、家で音楽が流れている環境でもなかった感じだし。

実家に帰ったときに聞いてみた。

はて、どうだったかな~なんて感じなのかと思ったら
出会いは電撃だったようで、答えが次々に!

高校生のとき、学校にABC交響楽団(今はない)がやってきて
演奏会を開いてくれた。
そこでサトシ少年は『オーケストラってスゴイ!』と
ビリビリ感動したんだそうだ。

そして、ラジオで音楽を聴き出す。
当時はステレオ放送じゃなかったのだが
2つのチャンネルで放送していて、
ラジオ2台でそれぞれを選局すると、ステレオにできる・・・
という仕組みだったらしい。

サトシ少年は、機械いじりの得意な弟に
もう一台ラジオを作らせる。笑

そして、公開録音に応募しては
聴きに行ったそうだ。

お金を貯めて、機器を買い、レコードを買い・・
スピーカーは本体だけ買って
枠は自分で作ったとか。

楽しそうに話す姿に、こっちも嬉しくなってしまった。
私が、音楽を聴いて涙して鳥肌たっている、そのルーツが
ここにあった!

その高校に、そのオケが来てくれていなかったら
私にとっても、音楽がこれほど大きな存在にはなっていなかったのかも。
すごいな。

その反対で、逃しているものも
たくさんあるのだろうが。。

ちなみに、母の方はお嬢だったので
泣きわめいて、親に立派なオーディオ機器一式を買ってもらって
聴いていたんだそうだ。笑

年を重ね、こんな風に親と話ができるのが嬉しい。
まだまだ知らないことがたくさんあるんだな。

これからも、親を連れてコンサートに行こう。

決意はもろくも崩れ去り

来月、いよいよベルリンフィルが来日。

チケット争奪ならず、
しかしダフ屋からは買うまいと
あきらめていたのだが・・・

もろくもその決意は崩れ去り
オークションにて購入。
悔しいけど・・・やっぱり無理だった。。

というのも・・
先日、ウィーンフィルが来日したとき
FMでコンサートの様子が生放送された。

うちのステレオはFMが入らないので
劣悪な音のミニラジオにかじりついて聴いていた。

アナウンサーは、舞台の様子を伝え
解説者は、アツく語る・・・
ヒドイ音を聴きながら、様子を思い浮かべる。
いても立ってもいられない気分。
『これがベルリンだったら・・・』
絶対に耐えられないと確信してしまったというわけだ。

あ~くやしい。
某テレビ局が、いい席をたくさんばらまいて
一般に出回ったチケットは、かなり少ないのでは。

モヤモヤの不条理を感じつつ
人間って、汚いな・・・と悲しくなりつつ

でも、あの音を聴いたらきっと
もうなんでもいーや!幸せ!って思っちゃうんだろうな。。

ということで、曲の予習を再開。
待ってるぞ~ラトル!

2011年9月5日月曜日

がんばれオッサン

都心の某有名ホテルで、いとこの結婚式に出席。
とてもいい式だったのだが・・・

宴会場でサーブしてくれるスタッフが
ことごとく、『おじさん』
それも、ホテルマン一筋、長く勤務してきました・・というおじさんではなく
いかにも素人っぽいおじさん達なのだ。。。

シャンパンを注げば、雑でこぼすし
料理を運ぶのも不安な感じ。
緊張なのか年なのか、手がぷるぷるしてたり・・・
何より、気くばりがあまりできていない。

披露宴後、親戚一同辛口発言。
『サービスがひどかったね』
『一流ホテルなのに完全に素人。教育がなってないね~』

確かに、一流ホテルとしては失格だ。
でも、接客の難しさを肌で感じている私には
不器用そうな彼らが、なんだかいとおしくて・・・
『がんばれオッサン!』とエールを送りたくなってしまった。

ふと一同の会話で出てきたのは、
被災者で避難して来ている、職のない人たちを
雇ってたりして?ということ。

そういうこともあるのかな?

2011年8月9日火曜日

長崎の教会

相方の出張にくっつけて
念願の長崎を旅してきた。

どこも見どころ満載で
いい季節に、もっとゆっくり歩きたい地。

中でも染み入ったのは、隠れキリシタンの教会。
外海(そとめ)の海岸線の少し寂しい雰囲気と
和風の質素な教会が
むかしにタイムスリップさせてくれる感覚。

キリシタンたちは、迫害を怖れてひっそりと
でも、強い意志を持ってたくましく
生きていたのだな・・・

そして今も、この教会たちは
大切に使われている。

ヨーロッパの荘厳な教会との差に
かえって想いの強さを感じた。

賛美歌を聴くと
ドイツとともに、長崎の海も浮かぶようになった。

遠藤周作の『沈黙』も
ここが舞台らしい。
さっそく読んでみよう。






亡き愛犬が夢に

4月に旅立ったワンコが
夢に出てきた。

マンションのベランダに
ふつうにガリガリ登ってきた(゜o゜)

飛びついてきたので
私はフサフサの毛をいっぱいなでてあげて
頭をうずめていっぱい触った。

あーふわふわで気持ちいい。

旅立つ前日に会ったときに
もっといっぱいいい子いい子してあげればよかった・・・という思いが
ずっと残っていたので
その願いが、夢で叶えられた感じ。

その日は一日、思い出しては泣きそうだったけど
私をスッキリさせてあげようと
彼女は夢に出てきてくれたのかもな~と、嬉しかった。

なにが言いたかったのかなぁ。
もう土に帰りたいよ、って言いに来たのかな。

親に、そろそろお骨を埋めてあげようか、と言ってみた。








2011年8月1日月曜日

チケット獲得のジレンマ・・意地を張りとおせるか?

11月は、待ちに待ったベルリンフィルの来日。
早くも、曲の予習開始。

がしかし・・・
チケットは瞬く間に完売。

高いチケットは未だに売れ残っているウィーンフィルと
同じ感覚でいたのが大失敗。

チケット獲得ならず・・・
なんてことだ!

ベルリンフィル+ラトルの人気は
やはりただものではなかった・・・涙

これはヤフオクで買うしかあるまい・・と
ページを見てみると、あるある。

何枚もチケットを持っていて
しかも発売直後に売るって、あきらかにダフ屋だろうが!
法に触れないギリギリのラインで
上手いことやっているんだろう。

買う気100%でいたものの
ページを見ていたら、むしょうに腹が立ってきた。

こうやって、さらに高いお金を払っても買う人がいるから
悪徳商法が成り立ってしまう。。。

私はここで買いたくない!
私だけでも意地を張ってやる!

また旅行に行って、ベルリンに寄って
聴いてくればいいさ!
と、覚悟。

でも・・・でもー
11月、今あのホールで、あの音が降り注いでいるのか・・と
考えた時、はたして私は我慢できるだろうか(T-T)

揺れ動く秋になりそうだ。
と言いつつ、ヤフオクもあっという間に売り切れちゃったりするんだろうな。。

しかし、PC使えなくて、でも本当に好きで聴きに行きたくて
チケットを取りたいじいちゃんとか、どうしてるんだろう?

悪徳商法、ゆるせねー

2011年7月7日木曜日

地デジ化にともない・・・

DVDレコーダーを買い換えた。

結婚するときに
会社のメンバーが
お祝いとして買ってくれた品なので
壊れるまで使い続けたかったのだが。

ずいぶんお世話になりました。
ありがとう。

今後はVHSが見られなくなるので
唯一VHSで残っていた
結婚式のVTRをディスクにダビング。

結婚して6年も経つのに、初めて観たかも。笑
みんな若くて、いろいろ思い出されて大笑い。
そして、今は亡き人が3人いて、涙。

こうやって祝ってもらったんだな。。と
改めてありがたい気持ちになり
なかなかいい機会だったかも。

2011年6月27日月曜日

ホタル

実家の近くの森には、ホタルが出る。

もう何年も見に行っていなかったのだが
相方が見たい見たいと大騒ぎするので行ってみた。

ゲンジボタルは、ちらほらいる程度。
が、ヘイケボタルのいる地帯に行ったら!

すごい!クリスマスのイルミネーションみたいだ。
こんなに多いのは初めて、と父もビックリ。

家族連れも多く、子供達がワイワイしているうちは
こっちも『スゴイスゴイ』と盛り上がっていたけど
子供達が去って、まわりが大人たちだけになったとき
みんな、だまーって光に見とれた。

静かで、幻想的な光景。

あ~来てよかった。

いつまでも、この風物詩が見られる
自然豊かな森であってほしいな。

教会欠乏症

ドイツを旅して
教会にすっかり魅せられてしまった。

あぁ~懐かしいなぁ
また行きたいなぁ
あの空間でまたバッハを聴きたいなぁ。。

と思っていたら、夢にまで出てきてしまった。

大聖堂のような
薄暗く天井の高い空間。
夢の中なのに、本当に気持ちよかった。

目覚めて、『これは重症だ。教会へ行こう~!』(単純)

今まで行ったことのない所、ということで
御茶ノ水にある重要文化財、ニコライ堂へ。

ニコライ堂は正教会の建物なので
ドイツの教会とは、また違った感じ。

修学旅行生に混じってぼ~っと見ていたら
教会のおじさんが色々と説明してくれた。

その後、四ツ谷までてくてく歩き
上智大にあるイグナチオ教会へ。

静寂の空間で、しばらくボーっとする。
炎天下の中、歩いてほてった体を
ひんやりと休めてくれる空気。

でも・・・やっぱり私が行きたいのは
ドイツで見たような教会なんだなぁ~

欠乏症を治すために行ったのに
なんだか余計に恋しくなってしまった。








2011年6月10日金曜日

追っかけおばちゃん

ベルリンフィルのメンバーが好きすぎて
とうとうやってしまった。
出待ち・・・

初の出待ちにはまって?
2日間もしてしまった。

ノミの心臓のうえに
英語がちゃんと話せるわけでもないので
星 飛雄馬のお姉さんみたいに
じっと陰から見ているつもりが・・・

2回とも、偶然というか神が降臨したというか!?
色々と幸運が重なり
話しかけ、サインをもらい、写真まで撮ってもらうことができた。

これは、天国のお三方(祖父・祖母・ワンコ)が
背中を押してくれたに違いない?と
不思議な力を感じて、なんだか微笑んでしまう。

ひいきの奏者は、誠実に、穏やかに対応してくれて感動。
澄んだきれいな瞳でジっと見てくれるので
足はガクガク、記憶が飛んでよく覚えていない。。

何をやっても、自分はダメだなぁ。。と
思い知らされたが
貴重で刺激的な瞬間だった。。

ストラディヴァリウス・サミットコンサート

夢の一週間が終わった。。

10年ほど前から、毎回楽しみにしているコンサート。
これを聴いたあとは、しばらく幸せな気持ちでいられる。
年々狂気を帯び、今年は5公演参戦。

原発問題で、海外アーティストの来日中止が相次ぐ中
新聞をひらくたび、記事が載っていないかビクビクしていた。

しかし!彼らはやってきた!
一人のメンバーの変更もなしに。

状況が状況だけに
いつもより神妙に?弾いていた感じで
たまにあれ?という所もあったけど
相変わらずスゴイ音色とハーモニー。

特に、ヤマハホールでのチャリティ追加公演は大迫力だった。
こぢんまりしたホールで、音がビリビリ体に振動してくる。

観客も、本当に好きで来た・・という風で
みんな食い入るように聴いている空気。
楽章間の拍手もなく、とてもいい緊張感で
一緒に音楽をつくっている、という感覚になった。

あんまり幸せで、ほとんどずっと涙。笑
となりのオバサマもズルズル。。

毎回アンコールでは、震災の被災者へ向けて
G線上のアリアを演奏。

ヘーシュ氏の日本語はますます流暢になり
心のこもったメッセージを語ってくれる。

『偉大なバッハの音楽ならば、犠牲者の魂に届くかもしれない』
というコメントに私はブルブルした。

私たちが、というのではなく
バッハの力で・・というところが憎いよ。。。

でもあの曲は、本当にそんな気がする。
切ない旋律が続き、でも最後は解決の和音で終わる。
あの瞬間、キリスト教徒ではなくても
”救われる”気持ちになるんだ。

毎回、会場は涙で
スタンディングオベーションも。

被災地にいる人は、こんな音楽を聴く余裕もないだろうから
申し訳ない気持ちにもなるけど
チケットを買うことで、少し寄付になるなら嬉しいし
彼らの気持ちを受け取った私たちが
それを伝えていかないといけないんだろう。

ベルリンの皆、心からありがとう。

2011年5月28日土曜日

夫婦の絆

祖父の納骨の3日後
あとを追うように、祖母も旅立った。

祖母は、祖父の死を知って生きるパワーを失い
祖父は、墓下でひとり寂しくて、そして子供達を介護生活から解放しようと
祖母を呼んだ。

いつもお互い『先に逝けない』と言っていた2人のつながりを
改めて感じる死だった。

祖母の言葉は
いつも私の人生の大きな決断を
後押ししてくれるものだった。

結婚も、退職も。

多くを語らなくても、私の悩みを察知してくれて
祖母と話していると、とても穏やかな気持ちになれた。


体調を崩して介護生活となり、
最近は認知症も進み、
私のことも、あまり認識できなくなっていた。

私の中では
祖母が”生まれ変わったとき”がある。

そこを境に、祖母は別人のようになった。

あのとき、祖母は一度死んで
今の祖母は違う人だ。。

そんな感覚があったので
死は寂しいけど、冷静に受け止められたように思う。
きっと昔のままだったら、あまりに悲しすぎただろうから
良かったのかも。

それに、祖母が変わってしまった・・と思ったとき
早く伝えなきゃ、と思い
今までの感謝の気持ちは伝えておいた。

だから、悔いはあまりない。
すでに本人は、あまりピンと来ていないようだったけど・・

これからは自分で考えて、決断しろということだよね。
がんばるよ、おばあちゃん!

いろんな苦労をして来ただろうに
自分の弱さは見せずに
みんなの気持ちに寄り添い
たくさんの愛情を注いでくれたおばあちゃん
本当にありがとう。

2011年5月19日木曜日

私は土に帰りたい・・

祖父の納骨を済ます。

以前から用意してあったお墓は
緑豊かな、静かなお寺。
ゆっくり休めそうでよかった。

今回、”お墓の下の穴”というものを初めて見た。
2段になっていて、けっこうな人数分入りそう。

そこに、祖父のお骨がぽつんと置かれる。

こんな暗くて狭いところにひとりぼっち・・・
なんだか切なくなってしまった。

何人集まっていても
私はお墓の下には入りたくないな・・と思ってしまった。

石の下は、息が詰まりそう!
やっぱり土に帰りたい。

実家のそばの野山にでも
まいてほしい。
砕くのは大変らしいから、ひっそり埋めてもらってもよし。

ちょっと木の栄養にでもなれたら嬉しいし。
って、これ違法なんだよね・・・

ともあれ、祖父の死をひととおり見届けたことは
人生のいい勉強になった。

おじいちゃん、ゆっくり休んでね。

2011年5月5日木曜日

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2011

毎年恒例
GWに東京国際フォーラムで開かれる音楽祭。

今年はブラームスがテーマのひとつであったこともあり
初参戦!

がしかし、これも震災の影響で
出演者が来日しなくなったり、ホールが使用できなくなったり
大幅に規模を縮小しての開催となった。

チケットをGETしていた公演も払い戻しとなり
結局無料のイベントをふらりと観ることに。

プロによるヴァイオリンの公開レッスンを観たのだけど
これが良かった!

無表情で、一切笑わない音大生の扁平な音色を
お手本を見せながら、どんどん変えていく。

ブラームスはこの曲をどうして作ったか知ってる?
愛するクララシューマンを想って作ったんだよ。

もっとheartで歌って!
音にcolorを!
感情を閉じ込めないで!

観客ものめりこんで、いっしょに高揚していく空気。
私も血がザワザワ騒いで
感情をぶつけて歌いたくなって
ついつい体が動いてしまう。

音大生の感情もどんどんふくらんで
たった1時間で、最初とはぜんぜん違う演奏に。

観客からも、おぉ~!と拍手。

自分も、感情をあらわにするのが苦手だけど
今日のレッスンを観て
思いきり表現できたら気持ちいいかも!と
その手段を持っている人たちがちょっと羨ましくなった。

今日で音楽祭は終了したけど
直前の変更で、スタッフは大変な苦労をしたことだろう。

変更されたプログラムやパンフを見ながら
きっと徹夜続きだったろう人々に
しみじみ感謝。

大変なときこそ音楽を。
その思いは確かに届いたよ。

出演者、スタッフ
本当にありがとう!

2011年4月18日月曜日

親友も桜とともに・・・

祖父の死の3日後
実家の犬までもが、旅立ってしまった。

おじいちゃんが、お供に連れて行った?
2人一緒に逝ってしまうなんて、なんて酷な。
その意味を考えるけど
分からない・・・

これまた不思議なことに
旅立つ前日、私は彼女に会いに行っている。

一瞬立ち上がれなくなったが
その後は普通に過ごしてる、と聞き、
『ぎっくり腰~?』とお見舞いに行ったのだ。

12歳のばあちゃんで、足も弱っているが
ケロっとモリモリ食べていたし
大丈夫そうだな、と思ったのに。

後から思えば、帰るときはいつもわざと知らんぷりなのに
あの日は、しっぽをふって挨拶に来たんだ。
おすわりして、車を見送ってくれた姿が忘れられない。

子犬で我が家に来たとき
家族で一番下は、バカにされるのが分かっていたから
だったら、『あなどれない遊び相手』になろうと決めた。

じゃれて遊ぶ時も、負けないように本気で勝負。
秋田犬は大きいし力が強いから
傷も絶えなかった。
たぶん庭で遊んでる姿は、犬同士だったんじゃないかな。

私が帰ると、とびきりの笑顔と大興奮で歓迎。
ボールや縄を持ってきて、『遊ぼう!!』と言ってくれるのが
本当に嬉しかった。

犬なのに、近所の方々が大勢弔問に来てくれ
花束の山。
幸せだね。ありがたいね。

桜の木に囲まれた、火葬場の煙突から煙がのぼり
あ~昇って行ったなぁ~とみんなで眺める。

一週間に2回もお骨を拾うことになるなんて。
今年は悲しい桜になってしまった。

しかも2人とも、私が訪ねた翌日に旅立つなんて。
私は死神か!?

行かなかったらもっと頑張ってくれたのかな?と
辛くもなったけど
今は、2人とも呼んでくれたんだな・・と思い
とても嬉しく思う。

こんなに涙が出て、悲しくても
世の中は普通に流れていく。

震災で亡くなった人は
葬儀さえままならないわけだし
ありがたいと思って、頑張らねばね!

あっぱれ、おじいちゃん

桜満開のなか、、祖父が旅立った。

倒れる2日前まで、しゃきしゃきで囲碁を楽しみ
旅立つ2日前まで、日記をつけ、退院に向けて歩く練習もしていた。

葬儀の日は、桜吹雪。
おじが『桜とともに、実に見事な散りざまだった』と挨拶していたが
まさに。

かっこよかった。

旅立つ前日、ふとお見舞いに。
翌日に行こうかと思っていたのだけど
きっと呼んでくれたんだろうな。

激動の時代を、ダイナミックに生きてきた祖父。
軍人だったころの写真を見せてもらったり
(これがイケメン!)
仕事や呑みの”武勇伝”を聞くことができたのも
貴重な時間だった。

93歳で、苦しまず、何よりだよね、と言いつつも
やはり寂しいものは寂しい。

母が、
『できる限りのことはしてきたし、大往生だから
そんなに悲しくないと思っていたけど
こんなに親の死が辛いこととは思わなかった』と言っていた。

どんなに長生きして、親孝行しても
悔いが残らないなんてことは、きっとないんだろう。

自分にとって、”人間の身内の死”に直面するのは初めて。
昨日温かかったのに、今日は冷たい・・・
さっきまで寝てたのに、もう骨だけになってしまった・・・
命の不思議を感じた日々だった。

93年、本当におつかれさまでした。
ありがとう。

『いってらっしゃい、また会おうの』

2011年4月2日土曜日

『soul kitchen』と『歌之介』

娯楽DAY。

世の中、自粛ムードだけど
お金使える人は使っていかないと。。

映画は、私が行かなくたって上映してる。
だったら、家で電気使ってるよりいいかもしれん。

◆気になっていたドイツ映画
『ソウル・キッチン』

登場人物がみんな、ゆるくて割とダメで
でも憎めなくてかわいらしい。

起こることが、いちいちププっと笑ってしまうくだらなさ?で
一人客がほとんどだったものの、みんなクスクス。

人生、なんとかなっちゃうんじゃないの?
って感じになれる、ほのぼの映画だった。

ハンブルクの街並みや尖塔が
懐かしくて嬉しかった。

◆やっぱり泣いちゃう歌之介

久々の末廣亭へ。
というのも、昼の部の主任が三遊亭歌之介だったので。

寄席に行くようになってからというもの
どこで何があろうとも、あの場所では
必ず毎日、人が笑ってるんだ、ということを知った。
それだけで、なんだか幸せになれた。

特にこんなときは、そのありがたみを感じる。

歌之介の噺は、今までもう5回くらい聞いちゃった噺だった。
またかー!ちょっと残念に思ったけど。
でも!分かってるのに!
どうしたってホロホロ泣いちゃうんだ。

オジサン達も、メガネ外して
涙ふきふき。鼻ずるずる。

あったかいね。歌之介。
















2011年3月30日水曜日

現実ばなれ

現実逃避気味に、ふと思ったこと。

地球規模で考えたら
今回の地震も津波も
パンと地盤がずれて、波が立っただけ。

私たちはそれであっけなくやられてしまった。

人間は、自分が一番上の存在だと思っているけど
もしそうでなかったとしたら?

子供が遊びでやる『アリの巣、水攻め』だって
アリにしてみたら『1000年に一度の大災害』だろう。

今回の大惨事も、
私たちの上に、まだまだ壮大な世界があって
そこで何の気なしに起こされたことだったりして。

さて、現実に戻らないと!

ごめんなさい

原発をめぐる、恐ろしいニュース。

おチビを抱える家庭の気苦労といったら・・・
私には計り知れない。

次々に、『自然界には存在しない』物質の数値が出てくる。

つくづく、人間は
恐ろしいものを創り上げてしまったのだな・・と感じる。

だから、人間がその報いを受けるのは当然というか
仕方ないな、とも思う。

むしろ、何も知らずにほったらかされている
動物や植物。。。

そのことを考えると、申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

2011年3月28日月曜日

待ってるよ!ベルリンフィル!

ボランティアの人たちが
それぞれ得意分野を書いたゼッケンをつけて
活動しているという記事を読んだ。

こういうとき、自分には『〇〇ができます』
というのが、何もないな・・と思い知らされる。

文化・スポーツなどで
パワーを与えられる力を持っている人々が、羨ましい!
だから、できる限り頑張って、パフォーマンスを続けてほしい。

ミューザ川崎のホール天井崩落で
来日がどうなるのだろう・・と心配していた
ベルリンフィルのアンサンブルチーム。

地震のときも、そのチケットを
避難袋にまず入れた自分・・・笑

たまらず、ベルリンフィルのHPに
公式メッセージへのお礼と、ぜひ来て下さい!と
メールを送ってみたら、嬉しい返事が来た。

thank you very much for your e-mail.
During this very serious and difficult period of time after the catastrophe in your country
we highly appreciate your message
and do hope you will enjoy the concerts of the Stradivari Soloists.
May their beautiful music bring more hope to you
and encourage all Japanese people in rebuilding your country.

With all our best wishes for you personally and the people of Japan

どうやらサントリーホールの公演は大丈夫そう!?

被災した人たちは、こんなことも考えられないだろうから
申し訳ない気持ちもあるけど
心の支えにするぞ!

2011年3月23日水曜日

節電=ふつうでよろしく

駅や店も節電している。

日ごろから、
蛍光灯とか、こうこうと点いた明かりが嫌いなので
ふ~なんとも落ち着く・・・

むしろ、このまま行きましょうよ。
ほんとに。

太陽が昇るとともに起きて
太陽が沈むとともに、眠りに就く。

そんな、動物らしい生活をちょっとは取り戻せや、と
教えられてるんだろう。

2011年3月17日木曜日

大災害

信じがたいニュースが飛び交うのが
もはや”普通”になっているこの頃。

規模や数字があまりに大きすぎて
ピンと来ないけど
そこには間違いなく、さまざまな家族の歴史・ドラマがあった。

しかも去年、あの沿岸を旅した。
映像を見てるだけで、オイオイ泣いてしまった。

でもこっちが弱ってる場合じゃないんだよな。
阪神大震災のときも、悲痛な気持ちで手伝いに出かけたのに
被災者たちはむしろ我々より元気で、反省。
被災者は沈んでるヒマなんてなくて
たくましく生きていかなきゃいけないんだ。

各方面から、日本へのメッセージがあるのも、嬉しい。

ベルリンフィルも、声明を出してくれ
明日のコンサートは、日本のためにレクイエムを演奏してくれるそうだ。
11月には行くからねって。
嬉しいよぉ。楽しみにしてるよぉ。

今後、長い道のりだ。
今はみんな、気が張っていて保っているけど
その先、考える時間ができてしまったときの脱力が心配。

なんとか支え合っていかなければ。
姉宅は、福島の親戚を呼び寄せ、受け入れている。
自分には何ができるか。

2011年3月10日木曜日

ながさき

新日本橋にある、長崎料理屋”ながさき”

前の職場にいるとき
昼はしょっちゅう通って
皿うどんやちゃんぽんを食べていた。

とても小さくて地味なお店なんだけど
福山雅治も来たことがあるらしい。

久々に食べたくなって
ほぼ2年ぶりに行ってみた。

いつものチャキチャキねえさん、なんと覚えていてくれた!
『あら、久しぶりね、”カタ”でいい?』
お~!私の気に入りまで覚えてるっ

特に話したこともなかったのに
『みんな覚えてるからね!』だって。
嬉しいなぁ。

相変わらず、皿うどんは具だくさんで
少し濃い目のあんかけがおいしい。

退職したことなどを話し
また来ます!と店をあとにした。

なんだかうれしく幸せな気分で
懐かしい通りを歩く。

やっぱり12年通った場所は
ときどき恋しくなって、帰りたくなるものだ。

Mr.Children ライブ!

駅から横浜アリーナまでの道のり
いったい何人が『チケット譲って下さい』と
紙を持って立っていたことか・・・

チケットを取れた幸運をかみしめつつ。

久々に聴いた、桜井氏の生声。
あの金属音のまじった、よく通る声が
体にス~っと響いてくる。

声力というのかなぁ。
前に行った、ap bankフェスの野外コンサートでも
始まる前から、人ごみにうんざり疲れていた所
彼の声が流れたら、もうその瞬間に涙がボロボロ。

その声力と、優しくて奥が深い歌詞は
身を削って、体からふりしぼって表現しているような迫力で
また脳梗塞にでもなっちゃうんじゃないかって
ちょっと心配になるくらいだった。

3月8日に41歳を迎えた桜井氏。
ファンからの『おめでとう!』の声に応え
『40になって分かったこと、40過ぎても友達できるぞ!
友達いないヤツ、大丈夫だぞ』だって。笑

久々に聴いた曲もあって
あぁ、きれいな心をすっかり忘れてたなぁ~と反省。

やっぱりミスチルはすごいや。
これからも人生のバイブルだ。
ありがとう!

2011年2月20日日曜日

救いの?格言

新しい仕事を始め
緊張や混乱の毎日。

そんな中、いつも見ている英語のTV番組で
勇気付けられる格言が。

"Readily useful people become readily useless."

藤原銀次郎という、昔の経営者の言葉らしい。

正しいような、正しくないような
深い言葉なんだろうけど・・・

とにかく今の自分には、なんだかありがたく
がんばらねばーと思える言葉だった。

サンキューぎんじろ~。

2011年2月18日金曜日

〇〇は高いところがお好き

久々に
オペラシティのパイプオルガンコンサートへ。

環境の変化で、ヘンな疲れ方をする心身も
音楽を聴くと、再生!

今回はモニカさんという
同い年の、スロヴァキア生まれのオルガニスト。

のびのびと、堂々と、柔らかく
ガンガン響かせてくれた。

最後に、即興演奏を披露してくれたのだけど
”ふるさと”を組み込んでアレンジ。

あのメロディが流れたら
なぜか涙がツツーっと。
あぁ、自分、日本人なんだなぁ~とやや驚き。

幸せ気分のまま
35階の高層カフェで、ゆったりランチ。

一人客なのに
運よく窓ぎわに陣取れ、すばらしい眺望。

好きな建築、東京カテドラルがギラギラ輝いていて感動。

あっちは〇〇、線路はこう走っていて・・と
景色と地図をつなぎあわせていると
ずーっと眺めていても飽きない。

それにしても、高層ビルの多いことよ。
昔はどこからでも富士山が見えたろうに。。。

どうして人間は、高さに貪欲なんだろうなぁ。
高層マンションやビルが建つたびに
どれだけの人が、日陰になり、眺望を失うことか。

バベルの塔みたく
バチあたりそうだから、そろそろやめようよ。

って、高いところから
喜んで景色を見ている自分が
一番悪いって話・・・

2011年2月9日水曜日

ジルヴェスターコンサート2010

ベルリンフィルのジルヴェスターコンサート。

ようやくTVで放映。
大晦日の生放送を 切に願う!

今年は、指揮者にドゥダメルを迎え
フランス・スペインの作曲家の作品。

なんと華やかな!
終始、幸せ気分で笑っていた時間。
こんなの聴いたら、いい年迎えられるに決まってるわい!

驚いたのが、
なぜかコールアングレが活躍する曲多し。
地味な楽器なのに、ドミニクさん出ずっぱり。

ちょうど自分の中で
波が来ているときだったので、ビックリだ。

『ロマンス 燃える恋の思いに』~ファウストの劫罰から~
はとりわけ、まろやかな音が絶品。

ひいきのヴァイオリニストも
相変わらず目をキラキラさせ
指揮者・歌手・コンマスの動きを、細やかに探りながら
ほほ笑み合ったりして楽しそうに弾いてる。

やっぱりベルリンフィルは
なぜか分からないけど、ビリビリ来る。大好きだ。

しばらく
コールアングレ祭りが続きそう。

2011年2月4日金曜日

メトロポリス

ドイツで1927年に公開された映画。

以前から観たかったのだが、レンタル屋にもなく
保留になっていたところ、BSで放送。
ラッキー!

モノクロの無声映画。

もともとのフィルムは
大戦や政治的な理由で 一部が欠落しており
原作をもとに、継ぎ足したバージョンらしい。

すごい!84年前に作られたなんて驚き。
出てくるアンドロイドも、古い感じがしないし。

未来都市が、2つの世界で成り立っている。
地上の楽園=裕福な支配者たち
地下の工場=貧しい労働者たち

支配者サイドにいる主人公が
その対立や壁をとりはらう。

”頭脳と手をつなぐものは、心でなければならない”

支配者(頭脳)と、労働者(手)は
最後に主人公の”心”によって、手をつなぐ。
そのシーンには、思わずホロホロ。

内容は、現代のいろいろな状況にも
あてはまることばかり。

自分の知らない世界を、謙虚に学ぶ姿勢の大切さ

扇動されたとき、人間の集団が狂気を帯びる怖さ

過ちがあったとき、何かに責任をなすりつけ、やり玉にあげるズルさ・・・

細かい部分にも
いろいろなメッセージが込められていると感じる
素敵な映画だった。

それにしても・・・
歓楽街が、”YOSHIWARA"と呼ばれていた。
吉原ってそんなに有名だったのか・・・

2011年2月2日水曜日

コールアングレ

N響 withパユ&シェレンベルガー のコンサートへ。

シェレンベルガーという人を今回初めて知ったのだが
元ベルリンフィルのコールアングレ奏者。
今回は指揮+吹き振りも見られるということで
食いついた!

*モーツァルト:アンダンテ
*ブゾーニ:ディヴェルティメント

パユのフルートは、相変わらず素敵で
踊るように、軽やかに
色とりどりの音を聴かせてくれる。

途中、シェレンベルガーの手が
パユの楽譜に当たって落下!
というハプニングもあったけど、ささっと拾って続行。

その後、アンコールで
落とした部分をもう一回演奏してくれたのだけど
パユはわざと譜面台を遠ざけたり、おちゃめで笑わせてくれたなぁ。

*オネゲル:フルートとコールアングレのための室内協奏曲

シェレンベルガーのコールアングレ
もっと聴きたかったー!
あのまろやかで優しい音は
どうしてもオケやフルートに隠れてしまうのが残念。

シェレンベルガーの吹き振りなのに
彼が吹いているときは、ちゃっかりパユが指揮してる。笑
フルートを指揮棒みたいにして踊ってるパユは
遊んでいる子供みたいで、これまたパユマジックにやられた。

*ベートーヴェン:英雄

なんたること、睡魔に襲われた!
コンサートでは興奮するのが常なのに。

なんだか音が直接体に響いてこなかった。
N響、あんまり迫力なかった?楽しそうじゃない?
ホールの音響もイマイチなのかもしれない。

とにもかくにも、
コールアングレをもっと聴いてみたくなったコンサートでした。

味噌づくりと投球術

実家の味噌づくりを手伝いに。

塩分ひかえめで、大豆を感じる味噌。
やっぱり実家の味噌が一番うまいのだ!

まず、大量に煮た大豆を、つぶす。
昔はフードカッター&すりこ木でやっていたのだけど
最近は、うどん方式。
大袋に入れ、足や手でつぶす。

それを、米こうじ・麦こうじ・塩・大豆の煮汁 と混ぜ
ペースト状にして、大きな容器に詰めていく。
昔みたいに樽がいいんだろうけど、今はタッパー。笑

詰めるとき、空気が入らないように
ペーストを、ハンバーグみたいにペシペシ叩きながらボール状にして
容器へバンバン投げ込んでいく。

父や母は、見事にバシーっと
狙ったところに投げ込むんだけど
私は、ベチャっと外にはみ出ちゃったりして、ダメダメ。

父との会話も、
『指が引っかかっちゃってるからダメなんだ』
『そうか、パームボールか・・・』

味噌づくりなんだか、野球なんだか・・(^^;
まあ、ソフトボール部時代も
悪送球の常習犯だったので、納得なんだがね。

一年後、美味しくできているといいな。

2011年1月26日水曜日

いろんな人がいる

働いている店には
いろいろな人がやって来る。

最近は、不審者や詐欺師が登場。

一人のときに襲われたらイチコロだ。
防犯についても考えないと。。

世の中、やはり危険なんだな・・と実感。
そして、悪徳な人たちのおかげで
こちらは一騒動となり、気分がずっしり重くなり
悲しく腹立たしい気持ちになる。

なんだか悔しい。

2011年1月8日土曜日

トロン レガシー

久々に映画へ。

昔の『トロン』という映画の続編だったようなのだが
そんなことも知らず。

でもストーリーというより
やはり3Dやデザイン・・と
映像を楽しむ映画だったような。

美しい映像や音響、スピード感を楽しんでいたけど
ひとつグっと来たのは
『太陽ってやっぱりいいな』ということ。

『太陽ってどんなの?』って聞かれて
主人公は言葉に表すのに困っていたけど
ホントにそうだ。
私だったら、どうやってその魅力を話すだろう。

映画館を出たら、もう夜。
あぁ、昼間に見るべきだった!
おひさまが恋しい。

でも、もしあの映画のあと
太陽の光を浴びてたら
きっとオンオン泣いてしまってたな。