2011年5月5日木曜日

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2011

毎年恒例
GWに東京国際フォーラムで開かれる音楽祭。

今年はブラームスがテーマのひとつであったこともあり
初参戦!

がしかし、これも震災の影響で
出演者が来日しなくなったり、ホールが使用できなくなったり
大幅に規模を縮小しての開催となった。

チケットをGETしていた公演も払い戻しとなり
結局無料のイベントをふらりと観ることに。

プロによるヴァイオリンの公開レッスンを観たのだけど
これが良かった!

無表情で、一切笑わない音大生の扁平な音色を
お手本を見せながら、どんどん変えていく。

ブラームスはこの曲をどうして作ったか知ってる?
愛するクララシューマンを想って作ったんだよ。

もっとheartで歌って!
音にcolorを!
感情を閉じ込めないで!

観客ものめりこんで、いっしょに高揚していく空気。
私も血がザワザワ騒いで
感情をぶつけて歌いたくなって
ついつい体が動いてしまう。

音大生の感情もどんどんふくらんで
たった1時間で、最初とはぜんぜん違う演奏に。

観客からも、おぉ~!と拍手。

自分も、感情をあらわにするのが苦手だけど
今日のレッスンを観て
思いきり表現できたら気持ちいいかも!と
その手段を持っている人たちがちょっと羨ましくなった。

今日で音楽祭は終了したけど
直前の変更で、スタッフは大変な苦労をしたことだろう。

変更されたプログラムやパンフを見ながら
きっと徹夜続きだったろう人々に
しみじみ感謝。

大変なときこそ音楽を。
その思いは確かに届いたよ。

出演者、スタッフ
本当にありがとう!

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