ドイツで1927年に公開された映画。
以前から観たかったのだが、レンタル屋にもなく
保留になっていたところ、BSで放送。
ラッキー!
モノクロの無声映画。
もともとのフィルムは
大戦や政治的な理由で 一部が欠落しており
原作をもとに、継ぎ足したバージョンらしい。
すごい!84年前に作られたなんて驚き。
出てくるアンドロイドも、古い感じがしないし。
未来都市が、2つの世界で成り立っている。
地上の楽園=裕福な支配者たち
地下の工場=貧しい労働者たち
支配者サイドにいる主人公が
その対立や壁をとりはらう。
”頭脳と手をつなぐものは、心でなければならない”
支配者(頭脳)と、労働者(手)は
最後に主人公の”心”によって、手をつなぐ。
そのシーンには、思わずホロホロ。
内容は、現代のいろいろな状況にも
あてはまることばかり。
自分の知らない世界を、謙虚に学ぶ姿勢の大切さ
扇動されたとき、人間の集団が狂気を帯びる怖さ
過ちがあったとき、何かに責任をなすりつけ、やり玉にあげるズルさ・・・
細かい部分にも
いろいろなメッセージが込められていると感じる
素敵な映画だった。
それにしても・・・
歓楽街が、”YOSHIWARA"と呼ばれていた。
吉原ってそんなに有名だったのか・・・
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