2011年4月18日月曜日

あっぱれ、おじいちゃん

桜満開のなか、、祖父が旅立った。

倒れる2日前まで、しゃきしゃきで囲碁を楽しみ
旅立つ2日前まで、日記をつけ、退院に向けて歩く練習もしていた。

葬儀の日は、桜吹雪。
おじが『桜とともに、実に見事な散りざまだった』と挨拶していたが
まさに。

かっこよかった。

旅立つ前日、ふとお見舞いに。
翌日に行こうかと思っていたのだけど
きっと呼んでくれたんだろうな。

激動の時代を、ダイナミックに生きてきた祖父。
軍人だったころの写真を見せてもらったり
(これがイケメン!)
仕事や呑みの”武勇伝”を聞くことができたのも
貴重な時間だった。

93歳で、苦しまず、何よりだよね、と言いつつも
やはり寂しいものは寂しい。

母が、
『できる限りのことはしてきたし、大往生だから
そんなに悲しくないと思っていたけど
こんなに親の死が辛いこととは思わなかった』と言っていた。

どんなに長生きして、親孝行しても
悔いが残らないなんてことは、きっとないんだろう。

自分にとって、”人間の身内の死”に直面するのは初めて。
昨日温かかったのに、今日は冷たい・・・
さっきまで寝てたのに、もう骨だけになってしまった・・・
命の不思議を感じた日々だった。

93年、本当におつかれさまでした。
ありがとう。

『いってらっしゃい、また会おうの』

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