桜満開のなか、、祖父が旅立った。
倒れる2日前まで、しゃきしゃきで囲碁を楽しみ
旅立つ2日前まで、日記をつけ、退院に向けて歩く練習もしていた。
葬儀の日は、桜吹雪。
おじが『桜とともに、実に見事な散りざまだった』と挨拶していたが
まさに。
かっこよかった。
旅立つ前日、ふとお見舞いに。
翌日に行こうかと思っていたのだけど
きっと呼んでくれたんだろうな。
激動の時代を、ダイナミックに生きてきた祖父。
軍人だったころの写真を見せてもらったり
(これがイケメン!)
仕事や呑みの”武勇伝”を聞くことができたのも
貴重な時間だった。
93歳で、苦しまず、何よりだよね、と言いつつも
やはり寂しいものは寂しい。
母が、
『できる限りのことはしてきたし、大往生だから
そんなに悲しくないと思っていたけど
こんなに親の死が辛いこととは思わなかった』と言っていた。
どんなに長生きして、親孝行しても
悔いが残らないなんてことは、きっとないんだろう。
自分にとって、”人間の身内の死”に直面するのは初めて。
昨日温かかったのに、今日は冷たい・・・
さっきまで寝てたのに、もう骨だけになってしまった・・・
命の不思議を感じた日々だった。
93年、本当におつかれさまでした。
ありがとう。
『いってらっしゃい、また会おうの』
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