2017年12月29日金曜日

2017も音楽と共に。

仕事再開の2017年

朝、仕事に行くのがイヤでイヤで
ピアノを弾いて、気を紛らわせた。

周りにインフルエンザが迫り
自分の身体も、ウィルスと闘っていると感じたとき
メンデルスゾーンを弾いたら
ふ~っと浄化されていくのが分かったビックリ体験。

疲れ果てた昼休みは
シュッツさんのフルートを聴いて
青空を見上げて、リフレッシュ。

取った休暇は
ほぼコンサートがらみ。笑

バタバタで、毎日の彩が乏しくなったり
コンサートの前後は廃人のようになったりしたけど
やはり、パワーの源だった。

そして11月のベルリンフィル来日。
なんたることか、チケットがハズレまくり
でもダフ屋からは買いたくないとモヤモヤしていたところ
ランランの来日中止⇒払い戻し発生。
異例の、当日抽選にて販売という。
会社を早退して、一か八か参戦!

80枚ほどのところに240人ほどの倍率。
こんなに気合い入れてくじ引きしたの
初めてかも?

見事、いい番号にて当選!
うーありがとう!!
が、共に参戦した姉が外れてしまったので
前後半を交代で聴くことに。

1曲だけだったけど、
それだけ聴ければ満足の、大好きな曲。
相変わらず、彼らはとてつもなく楽しそうで
泣きながら笑っちゃうしかない、という圧倒的なステージだった。

ラトルの言葉が、絶妙で、腑に落ちすぎて。。
『触ったらヤケドするような、お腹をすかせた虎みたいなオケ。
仕事だと思って弾いている人が一人もいない。
全員、自分が弾かなかったら世界が終わると思って弾いている』

大変な思いをして入ったホールには
空席がいくつもあったり
前半で『じゃど~も~!』って帰ってしまう招待客がいたり
なんともやりきれない想いが。

音楽を取りまくあれこれに
ゲンナリさせられたり、哀しくなることはあるけど
音楽そのものは、決して裏切らない。

May the music be with you!

2017年9月10日日曜日

シュッツ病、重篤!

6月に引き続き
8月の来日で、さらに深まったシュッツ病。

まずは、川崎でのフルートコンベンション。
こんなシロウトが乗り込むのも恐縮だが
知らない世界にこんにちは。

複数の演奏者を、次々に聴ける
豪華なファイナルコンサート。

私には違いが分からないかも。と思いつつ臨んだが
うーー。やはりシュッツさんは私には別格であった。
同じ状況で比べることによって、
ひたすら美しいと思っていた音が
実はとてつもなくパワフルだったことも発見。
ひとり、違う楽器を吹いているように輝いていた。

そして、いざ草津音楽アカデミー&音楽祭へ

楽しみにしていたマスタークラス。
歩き回りながら、教えたり吹いたりするので
もう、目の前にシュッツさん。目の前で圧倒的な美音。。。。
う~夢のようだ。。

ひとことひとことが、
あ~こういう風に思って吹いているのか・・と合点したり興味深い。
うぅ、ドイツ語でダイレクトに理解できたら・・

難しい練習法をリクエストして
うまく吹けず、困り顔の生徒さんには
『僕も君くらいできなくて、ニコレにどなられたよ!』と
笑いに持って行ったり
フルートだけじゃダメ、と
歌の話、絵の話、次々にいろんな話が出てくる。

口笛も、歌も、うまかったなぁ~

とても魅力的で
人間にもますます惚れ込んでしまった。。

あんな日本の片田舎?で
世界的奏者たちがふらふらしていて
スキー場のレストハウスでカレー食ったりしてて
生徒には宝物のような時間が繰り広げられてて
毎日さまざまなコンサート。
なんだか不思議すぎて。
やって来てくれる奏者と、関係者に感謝だね。

感動と、興奮と、羨望と
そして、自分を振り返ったときの絶望と。
いろんな想いが複雑に混じって
表現しきれない
でも、とてつもなく幸せで
夢のようなな3日間だった。

2017年4月23日日曜日

コンサートの服装

NHKらららクラシックを見ていたら

『クラシックのコンサートには
どんな服装で行ったらいいのですか?』
みたいな質問コーナーがあり
朝岡キャスターの答えにムム!

『非日常を楽しむために
三つ揃えのスーツに、ポケットチーフやピンなど・・』

おーい。
いつまでもそんなこと言ってるから
敷居が高い、とか勘違いされちゃうんじゃないか。

クラシックだって
他の音楽と同様
日常にある音楽でしょうよ。

おしゃれして行くのももちろんいいけど
オペラとか特別なコンサートじゃないんだったら
誰でも、いつでも気楽に聴きに行けるよ~って
してくれないと。

コンサートに来るのは
白髪世代と
音楽をやってる若者だけになっちゃうよ。

2016年12月18日日曜日

『恥ずかしくない姿』への道は長い・・・

《あまちゃん》で好きな場面のひとつ
ミズタクがアキに話すシーン。

ひょっとすると、世の中を動かしているのは
一番才能のある人じゃなくて
2番目の人たちなんじゃないか

1番の人に対して
恥ずかしい姿を見せられないと頑張ることで
成功するんじゃないのかな・・・と。

あ、キミが2番目ってわけじゃないけどね
っていうオチが、またいいのだけど。笑


私も、これと似たような感情を
持っている気がする。
もちろん2番目でもないけど。笑

私は友人が少ない方だ。
でも、その友人たちは
私が悩んだ時、言葉だけでなく行動にして
本気で支えてくれることを知った。

私の方は何も与えられていないのに。
本当に心強くうれしかったし
友人たちに恥ずかしくないように
しっかりしなければ、と思うようになった。

成功どころか
いまだに恥ずかしいことばかりなのだが・・・

実に人と接しない一年だったけど
心の中には、いつも支えてくれる存在があったことに感謝。

2016年12月17日土曜日

シュッツ病

まさかフルート奏者に
こんな夢中になるとは。。

聴けば聴くほど病が深まる
カール・ハインツ・シュッツ。

生まれがチロルの田舎だからかな?
シュッツさんの音は
“アルプスの山々に響く笛”とか
“鳥の声”とか
ふわっと浮かぶ景色が、とにかくアウトドア。笑
屋内なのに、自分は勝手に自然の中にいる。

演奏会でモーツァルトの協奏曲K313を聴いたときも
『ヤッホ~!』って語りかけてくる
→『やっほ~!』って笑顔で返したいのに涙が止まらない・・・
って感じだった。

ひょうひょうと吹いているのに
とてつもなくアツい情熱を感じて、血がざわざわ。
弱音も、ずっと聴いていたい。

あぁ~ミンツとちがって
同じ時代に生きて
全盛期?の生を聴ける幸せに感謝!

フルートの曲なんてあまり知らなかったので
名曲の新発見も楽しい。

《ミニヨンの主題によるグランドファンタジー》も
シュッツさんの超絶技巧を聴いてびっくり。
ちびっこがバヨリン発表会でよちよち弾くあの曲だ〜

《ミニヨンのガボット》が、オペラの中の曲であり、
そのアレンジ版と初めて知った。
それにしても、シュッツさんの手にかかると
こんな素敵な曲になってしまうんだな…

オーケストラの曲を聴いていても
フルートの聴かせどころに注目するようになってしまった。
視点が変わると、知らないことばかり。

周囲の音が聞こえていないと不安でダメなので
外出時はイヤホンを使えない自分。
家で食事を作るときに
イヤホンで聴くのがマイブーム。
今さらながら、スマホでこんないい音が聴けるとは。。
まだまだ楽しみは続きそう。

2016年12月2日金曜日

美しい木々

近所にちょっとしたお気に入りの場所があった。

貴重なシイと桜の巨木が数本立っていて
もりもりと葉を茂らせており
私の中で、ちっちゃなトトロの森。

鳥が集まり
夏には日かげをくれて
秋にはシイの実がゴロゴロ。

ただ、昔はもっと森だったところ
人間に追いやられて数本になった感じで
きゅうくつそうに立っていた。

ある日通りかかると
業者が、シイノキの枝をほとんど切り落としていた。
痛々しい姿に、しばし立ち尽くす。

その木々には、行政の保護樹木の札がついていたので
まさかね、と思っていたら
数日後、幹からばっさり切られて、いなくなっていた。

えーーーーーー
幹から切ったってことは、移植でもないのだよね。。。
どうなったんだろう。
哀しくて、そこを通るのが辛くなってしまった。

最近、街を歩いていると
木にばかり目が行く。
窮屈な思いをしている木々の多いこと。
アスファルトに囲まれ
根っこがモリモリと地面をうねらせて辛そう。

それでも、花を咲かせ、色づき
人間を楽しませてくれる。
強いなぁ。
でこぼこした地面を踏みながら
ごめんね・・・と思う。

あそこの木々はどうしているかな。
色づいたり、葉を落としたりする姿に会いに行く。
そんな秋。

木と話して浮世離れしていないで
人間と接しないといけないのだが・・・(--;

2016年10月28日金曜日

カール=ハインツ・シュッツ

ウィーンフィル来日。

前回は、若きドゥダメル
今回は、80歳おめでとうメータ!

メータとブッフビンダーが
ややおぼつかない足取りでゆっくり舞台に登場する姿に
時代を感じる・・・

予想通り、ブッフビンダーのブラームスは
サラッとスマートな感じ。

ブラームスの音楽からは
人間くさ~い感情をひしひし感じるので
暗さや重々しさが欲しくなってしまうのだが
そんな単純な解釈を超越した、年の功の演奏なのかな?

楽しみにしていたラ・ヴァルス。
ウィーンフィルの手にかかると
とにかく優雅になってしまうんだなぁ。幸せ。

アンコールは、白鳥の湖のワルツでザワつき(笑)
2曲目のポルカで、あ~ヨカッタみたいな
聴衆の雰囲気がおかしかった。
でもやはり、ベタでドナウが聴きたいものである。。


今回、目と耳が行ってしまったのが
フルートのカール=ハインツ・シュッツ。

去年、別の人目当てで行ったコンサートで
思いがけず、圧倒的な音と惹きつけ力に魅了され
オケの中でもひときわ輝く姿に、すっかり夢中。
モーツァルトで泣かされたなんて初めてだったので
忘れられるわけもない。

しかも開場前、ホール前を遠目に眺めていたら
シュッツさんらしき人が、日本の友人と歩いているではないか!
これはあそこに向かったに違いない・・・
駆けつけ、カフェを覗いてみると、案の定一杯?やりながら談笑。

横顔をしばし眺めて
その日がシュッツさんの乗り番だったことに、心から感謝。
うーん興奮。我ながらストーキングの才能あり。

シュッツさんの使用楽器は
日本のムラマツフルートだそうだ。
TOKOROZAWAなんて刻まれているフルートと一緒に移っている写真を見ると
なんだかうれしいような、笑っちゃうような。

(*後日、シュッツさんのインタビューを聞いていたら
ムラマツフルートのMr.青木ってすごい人がいてね、と言っているので
ネットで調べたら!カフェで談笑していた“日本の友人”ではないか!
私、フルート界の人が見たら、神々しい光景に遭遇していたのだ!)