近所にちょっとしたお気に入りの場所があった。
貴重なシイと桜の巨木が数本立っていて
もりもりと葉を茂らせており
私の中で、ちっちゃなトトロの森。
鳥が集まり
夏には日かげをくれて
秋にはシイの実がゴロゴロ。
ただ、昔はもっと森だったところ
人間に追いやられて数本になった感じで
きゅうくつそうに立っていた。
ある日通りかかると
業者が、シイノキの枝をほとんど切り落としていた。
痛々しい姿に、しばし立ち尽くす。
その木々には、行政の保護樹木の札がついていたので
まさかね、と思っていたら
数日後、幹からばっさり切られて、いなくなっていた。
えーーーーーー
幹から切ったってことは、移植でもないのだよね。。。
どうなったんだろう。
哀しくて、そこを通るのが辛くなってしまった。
最近、街を歩いていると
木にばかり目が行く。
窮屈な思いをしている木々の多いこと。
アスファルトに囲まれ
根っこがモリモリと地面をうねらせて辛そう。
それでも、花を咲かせ、色づき
人間を楽しませてくれる。
強いなぁ。
でこぼこした地面を踏みながら
ごめんね・・・と思う。
あそこの木々はどうしているかな。
色づいたり、葉を落としたりする姿に会いに行く。
そんな秋。
木と話して浮世離れしていないで
人間と接しないといけないのだが・・・(--;
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