前回は、若きドゥダメル
今回は、80歳おめでとうメータ!
メータとブッフビンダーが
ややおぼつかない足取りでゆっくり舞台に登場する姿に
時代を感じる・・・
予想通り、ブッフビンダーのブラームスは
サラッとスマートな感じ。
ブラームスの音楽からは
人間くさ~い感情をひしひし感じるので
暗さや重々しさが欲しくなってしまうのだが
そんな単純な解釈を超越した、年の功の演奏なのかな?
楽しみにしていたラ・ヴァルス。
ウィーンフィルの手にかかると
とにかく優雅になってしまうんだなぁ。幸せ。
アンコールは、白鳥の湖のワルツでザワつき(笑)
2曲目のポルカで、あ~ヨカッタみたいな
聴衆の雰囲気がおかしかった。
でもやはり、ベタでドナウが聴きたいものである。。
今回、目と耳が行ってしまったのが
フルートのカール=ハインツ・シュッツ。
去年、別の人目当てで行ったコンサートで
思いがけず、圧倒的な音と惹きつけ力に魅了され
オケの中でもひときわ輝く姿に、すっかり夢中。
モーツァルトで泣かされたなんて初めてだったので
忘れられるわけもない。
しかも開場前、ホール前を遠目に眺めていたら
シュッツさんらしき人が、日本の友人と歩いているではないか!
これはあそこに向かったに違いない・・・
駆けつけ、カフェを覗いてみると、案の定一杯?やりながら談笑。
横顔をしばし眺めて
その日がシュッツさんの乗り番だったことに、心から感謝。
うーん興奮。我ながらストーキングの才能あり。
シュッツさんの使用楽器は
日本のムラマツフルートだそうだ。
TOKOROZAWAなんて刻まれているフルートと一緒に移っている写真を見ると
なんだかうれしいような、笑っちゃうような。
(*後日、シュッツさんのインタビューを聞いていたら
ムラマツフルートのMr.青木ってすごい人がいてね、と言っているので
ネットで調べたら!カフェで談笑していた“日本の友人”ではないか!
私、フルート界の人が見たら、神々しい光景に遭遇していたのだ!)
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