かねてから読もうと思いつつ、取り掛かっていなかった漫画
MONSTER(浦沢直樹)
『舞台がドイツだよ』と聞いて
ドイツキャンペーン期間につき、衝動的に一気読み。
相変わらずの単細胞!
ちょっと話が長く、込み入りすぎな感もあったが
ぐいぐい引き込まれる。
作者の魂と重みを感じる大作だと思った。
人間は恐ろしい。
状況によって、どんな風にも簡単に変わってしまう。
どんな状況でもゆるがない芯を作ってくれるもの
それが愛情。
だから私にはなんとなく自信がある。
これだけ愛情を注がれて親に育ててもらったんだから
きっと、酷く人の道に外れたことはしないだろうと。笑
それにしても、ドイツという国に
ますます興味を持つきっかけになった。
ナチスという暗い歴史を持ち、日本と同じ敗戦国。
そして東西分断と統一。
TVで観た光景が、なぜかくっきり頭に残っている。
東西統一の式典で、ハイドンの名曲である国歌が流れ
スルスルと揚がって行く国旗を見ながら
人々はボロボロと涙を流していた。
どういう思いなんだろう・・・と
自分も胸がいっぱいになったのを覚えている。
ひいきのヴァイオリニストも
経歴を見ると、東側で育ったようだ。
変化をどのように感じて生きてきたのか。
旅行に出かけたら、現地の人たちの話を聞いてみたいのになぁ。
くそぉ、バベルの塔め!
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