2015年10月29日木曜日

ザ・フィルハーモニクス

久々の演奏会 @芸術劇場
遊びごころ満載!ザ・フィルハーモニクス。

意外とチケット売れなかったようだし
休憩で帰った人がけっこういた公演もあったみたい(^^; モッタイナイ
ウィーンフィル、というワードだけ聞いてきたお年寄りとかは
ビックリしちゃうのかも?笑

そういや自分の隣も、後半いなくなったが・・・
こうやってワイワイ、体揺らして気楽に盛り上がるのもいいよね。

ん~弾いているヤツらが一番楽しんでるだろ~!
純粋に、あ~楽しかった♪

 

ヴィオラのティロ・・・
地味なヴィオラを、ニコニコ楽しそうに弾く姿、好き!
ピアノの超絶ソロを、まるで音楽を初めて聴いた子供のように
キラキラ目を輝かせて、わ~って顔で見ていたりする。
心がきれいなんだろうなぁ。
ん、けっこう音ハズしたな!と思ったら弦の不調。
その後ビヨンと切れて、一時退場のハプニングあり。

ピアノのヤーノシュカ兄・・・
もはや自分がピアノ。
こういうのを、“ピアノが弾ける”というのだなぁ・・と羨ましくなる。
柔らかく溶け込んで弾いていると
ハープみたいな音に聴こえてきたりもする。
ベーゼンドルファーの97鍵盤ピアノ、初めて見た!
黒いおまけの鍵盤、即興部分でガンガン弾いていて
かっこよかった・・・!!

チェロのコンツ・・・
私の中では、ゴールデンレトリバーのコンツ。
相変わらずあちこち向いて、ニコニコ。ペチャクチャ。顔がうるさい。笑
でも、コンツがいると、アンサンブルが楽しくなるんだよね。
編曲もすてき。音も好き。

クラリネットのオッテンザマー兄・・・
うゎぁ・・・っていう弱音出したかと思えば
ホールを突き抜けるような音で盛り上げたり。自由自在。
それにしても、カッコよすぎてけしからん。
ファミリー3人ともけしからんけど、ダ兄(ダニー)が一番罪深いなぁ。
全員オレのこと見てるでしょ、的な自信満々な感じも
まあ、あそこまで上手くてカッコよければ許しますよ。笑
吹奏楽をやっていそうな若者たちも見かけたし
クラリネット界への貢献、いかばかりか!

2015年10月8日木曜日

Im Labyrinth des Schweigens~顔のないヒトラーたち~

ドイツ映画 《顔のないヒトラーたち》を観る。
原題は、“沈黙の迷宮の中へ”って感じ。
こういう内容だと、だいたい邦題にヒトラーってつけられちゃうんだな(^^;

自国によるアウシュビッツでの凶行を掘り起こし、
裁判に持ち込んだ検事や記者たちの実話が
ベースになっている。

ドイツでも
ナチスの罪を忘れ去ろう、なかったことにしよう、という
風潮があったことを知り、驚く。
現在のような、自国の罪と真摯に向き合う姿勢は、
紆余曲折を経たものだったのだな。。

聞くに堪えない残忍行為に心をかき乱され、
さまざまな妨害を受け、反感を買いながらも、
真実を知りたいと尽力した人たちを、心から尊敬する。

去年ドイツで見てきた、強制収容所を思い出す。
人体実験に使われた手術台、死体置き場・・
あの時のなんとも言えない感覚がよみがえる。

負の歴史を消さないでくれたから
ああやって事実を前に、“恐れ”を感じることができる。
誰だって、今だって、人間なんて簡単にこうなるんだ、と知ることができる。

こういう映画が数多く作られていること自体
日本と全然ちがうよなぁ。
改めて、学ばないと。

ふと思い出したのが、
学生時代、英語を教えてもらっていた近所のおばさん。
世界中に友人がいて、常に忙しく活動をしていた。

英語教室が始まる時間に
今帰ってきた~ってバタバタしていたり
夜なのに『センセイ、布団干しっぱなしだよ~』なんてこともしょっちゅう。

今では年賀状のやりとりしかないのだが
ある年、『最近は、〇級戦犯の掘り起こしをしています』
みたいな内容が書いてあって
センセイなにやってんだろ~???とたまげた記憶がある。

今思えば、この映画の登場人物みたいなことを
していたのだろうか!?

その他の年も
『〇〇の森を守る活動で忙しい』とか
『福島の子供たちをホームステイさせたり、向こうにも行ったりしてます』
とか、とにかく毎年、濃い!

未熟すぎる学生で、ちゃんと話したことがなかったけれど
何者なんだろう~?
大人になった今、センセイの活動をいろいろ聞いてみたくなった。

2015年9月12日土曜日

小説 『オルガニスト』

なにげなく行った街の
なにげなく時間つぶしに入った古本屋で
出会った本。

『オルガニスト』 山之口洋 著

カバー絵がマンガ本ぽかったし
たいして期待せず読み始めたのだけど・・・

なんだこの世界観・・・!
余韻から抜け出せない。

パイプオルガン、バッハ、音楽・・
専門的で現実的な世界に
異質な空気がドーン!衝撃。

主人公に感情移入しすぎて
哀しすぎて、辛くて
久々に電車で泣いた。

臓器や器官の意味も持つOrgan
人間のようでいて
圧倒的な神性。

パイプオルガンの講習を聞いたり
さまざまな楽器と出会い
ますます心揺さぶられるこのごろ。

あーまたドイツのパイプオルガンが
恋しくて仕方ない。
ヨーロッパのオルガン巡りもしてみたい。

バッハの《おお人よ、汝の大いなる罪を嘆け BWV622》を聴くと
涙が止まらないのだが
この小説を読んでからは
なんだかますます号泣レベルだ。

シュヴァルツヴァルトにひっそりと佇む
小さな教会を思い浮かべながら。

2015年9月7日月曜日

携帯のない時代に

ヨルタモリが終わってしまうとか。
好きな番組だったので残念。

間にはさんでくるネタがまたどれもいい。
タモ・ゲラーには笑ったなぁ。
あれを見てから、のり巻きおかきの印象が(^^;

そんなヨルタモリで、
携帯やスマホのない時代の
“偶然の出会い”が良かったんだよね~という話題。

大学時代のできごとを思い出す。

当時、サークル内でいい感じになっていた彼と
サークルの行事のあとに、新宿で遊ぼうと約束をしていた。

が、お子様の自分ら
『じゃ~私らデートしてくから!』と抜け出せる性分ではなく
同じ方面の友だちとドヤドヤ帰る流れに。

山手線に乗り、ヤツは新宿で降りるんだけど
自分はうぅぅ~降りられない。
あれあれ?なんかみんなと一緒にバイバイーってなってる(^^;
ドアは閉まり、はいサヨウナラ。

友だちも次々降りていき、渋谷で一人になった自分。
ぬぬぬ~どうすべか。

とりあえず恵比寿で降りる。
一応新宿に戻ってみる。
・・・ホームには、いない。

とりあえず、一番近い階段を下りてみたら・・
ヤツはそこで待っていてくれたのであった。

携帯やスマホがないわけだから
ただ下を見て、ロッカーの前でボーっと立っている姿を
やけに鮮明に覚えている。

スンマセン~という気持ちと
おぉすごい、会えちゃった!という妙にうれしい気持ちと。

今の若者たち、こんなハラハラドキドキを
経験したことなかろう!

まぁアンタちゃんと降りろやって話だけどね。。。

2015年8月31日月曜日

戦火のマエストロ 近衛秀麿

NHK BSにて
指揮者、近衛秀麿のドキュメンタリーを見る。
http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/2443/2035051/index.html

名前だけは知っていた。
なぜなら、私の父がクラシックを聴くようになったきっかけが、秀麿。
彼が、父が通う高校にオケを連れて演奏しに来てくれたのだ。

秀麿が来てくれていなかったら
今の私の音楽好きも、なかったかもしれない!?

なにげなく見出したのだが
すっかり惹きこまれ、感慨にひたる。
こんなにすごい人だったのか!!
“由緒ある貴族の生まれ” から抱くイメージとは違った、
自由さと、芯の通った強さと、地道な努力。

クラシック音楽に理解などない時代
いじめられても動じることなく、ヴァイオリンやクラシック音楽を愛し、
手書きで膨大な楽譜を書き写し、
ドイツに留学して本格的に学び、
作曲や編曲までこなす。

第2次大戦中は、ユダヤ人の亡命にも協力。
当時、兄は日本の首相。
とても微妙な立場だったけれど
芸術家として、人間として、彼は自分を貫いたのだなぁ。

まさに激動の人生。
終戦後、日本に戻ってからの晩年は
あまりはかばかしくはなかったようだけど
日本の音楽界に、まちがいなく大きな影響を与えたろうし、
なにより、父に音楽を届けてくれたことに感謝!

この番組を父にもぜひ見せたくて
録画したものを実家に持っていき、一緒に見た。
父も、若き秀麿の大冒険?までは知らなかったようで
こんな本格的な経験をしてきた人だったのか~
貴族のお遊び程度だと思ってた!とすっかり驚いていた。

彼の音楽がホンモノだったからこそ
青年時代の父の心に、ビリビリと響いたのだと
私は今回、確信した。

秀麿ありがとう!

2015年8月11日火曜日

バラの芽との日々

ゾフィー&ハンス・ショルの命日
2月22日に買う白バラ。

今年も1ヶ月ほど花を楽しませてもらったが
ふと、枝からピロンと出ている芽に生命力を感じ
捨ててしまうのがもったいなくて
水に浮かべてみた。

すぐ枯れてしまうだろうな、と思っていたら嬉しい誤算、
そこから5ヶ月ちょっと、楽しませてもらっていたが
おそらく暑さで、枯らしてしまった。。。
閉め切っていると、40度近くにもなる部屋。
ごめんね・・・暑かったろうな。

反省と、来年はもっと育てるぞーという想いで、記録。


買ってすぐ。
兄妹&お仲間、みんな元気!
 
 
高潔なイメージにぴったり。
 

ちょっとずつ枯れていき、ひとりになりました。
 
 
枯れた花びら取ったり、枝切ったり。。。ちっちゃくなった。


妙に元気のあった新芽。水に浮かべてみる。

こんなチビなのに、ちゃんとトゲが!感動。


ちょっと元気がなくなってきたので

ダメもとで、土に植えてみる。

おわ~~!!新芽出てきた!感動。

生命力。

10日に一度、ハイポネックス。

なんかモリモリしてきた~!すごい。

猛暑。
帰宅すると、葉が黄色く、ぐったり。
元気な葉を残して、土を変えてみる。

平気で30度くらいあるので、保冷剤を。
夜は、冷蔵庫の野菜入れに(^^;

しかし、復活することはなく。
ごめんね。。。
思いっきり素人の扱いで、かわいそうなことしちゃったかな。

ネットでも、芽から育てるパターンは見当たらず。。
でも、枯れた茎を見てみたら、根っこらしきがピロンと生えていた!
すごいなぁ。
来年もがんばってみよう。
買うとき、花より芽に目が行ってしまったりして・・・

楽しませてくれた小さな命に感謝。

2015年8月7日金曜日

積極的平和主義

今朝の朝刊に
ドリアン助川さんの投書が載っていて
いたく共感。

 ウクライナのオデッサ国際映画祭に、
 私が原作小説を書いた映画『あん』が招待された。
 クロージング・フィルムという名誉ある位置付けである。
 だが、ウクライナ東部では紛争が続いている。
 参加するかどうかで、みな迷った。

 主演女優の樹木希林さんが言った。
 『そんな状況だからこそ行ってあげたいのよ』
 周囲の反対を押し切り、私を道連れに出発することになった。
 よほど不安だったのか、
 映画の製作委員会は私たちにテロ保険までかけてくれた。

 ところが、2人でオデッサに着くと、街も人も驚くほど穏やかだった。
 アジアからの参加者は私たちだけとあって、たいへんな歓迎を受けた。
 映画『あん』もすこぶる評判が良かった。
 上映後、拍手は鳴りやまず、観客は希林さんを囲んだ。
 『口のなかまで泣いた』と告げに来た若い女性を、
 希林さんがぎゅっと抱きしめたのが印象的だった。
 言語や人種を超え、人の心が通い合った夜だった。

 来て良かった。
 積極的平和主義というものが本当にあるなら、
 こういうことではないのかと思った。
 大国の軍事になびく政治よりも、
 私は文化交流こそこの国の基本姿勢であって欲しいと願う。