いつかは行かねば、と思っていた
音楽の聖地、ウィーン。
ザ・庶民の自分なもので
やたら格調高そうな建物やカフェにおののき
いつ行けるのやら・・と思っていたところに
来ました、WAVEが。
①シュッツさんがソリストとして
②ウィーンフィルと
③MOZARTのコンチェルトK313を
④楽友協会にて
⑤アドベントの時期⇒オルガンが沢山聴けるかも。
K313といえば、私が初めてシュッツさんの演奏に出会い
衝撃の涙を流した、思い入れのある曲。
ハイ、今ですな。
ベルリンのように、スマホでぽちっとチケットを買うつもりでいたら
会員以外は入手困難とのことで
会員になろうか、なんて思ってたら
資格は、世襲とか10年待ちだ!?
やっぱりウィーンにはなじめそうにない。。とげんなりしつつ
Vienna Concertという現地業者に委託。
システムエラーで価格が変わったとか
メールでのやりとりが怪しく、ややもめて
最後まで不安だったけど
結果的に、良席&きちんとe-ticketも送られてきた。
楽友協会は、TVで数えきれないほど見てきたホール。
初めてなんだけど、いつもの場所だなぁ、という不思議な感覚だった。
私のBOX席は、座席がただのカフェの椅子、という感じ。笑
とにかく狭くて、大男に囲まれてどうなることかと思ったが
ただの椅子=自由に動けるので、いいスペースと向きを確保。
なんだかカオスでおかしい。
舞台の方へも入りたい放題。(観客席も後方にあるため)
狭い通路では、団員がチューニングしたりウロウロ。
常連さん?はベラベラ話しかけてるし
客と団員が入り乱れているカオスに、また笑う。
シュッツさん登場。
ニコニコ小走りに。
あ、これもいつもの図。不思議。
ムーティは登場するだけでブラヴォー。大人気。
シュッツさん、楽友協会でも
遠い目をして、あちこちに音を飛ばしてた。
こちらにも飛ばしてくれた。
あぁ、やっぱり自由自在。アウトドアの幸せな音だ。涙。
ちょっとカデンツァ変えてたね。
楽友協会の残響は、とても心地よく
出だしの弦の音も『うわ~』って声に出そうなくらい美しかった。
割と小ぢんまりなので、響きの揺れも身体に伝ってくる。
(ブルックナーの大迫力すごかった。。)
シュッツさんのアンコールは、オネゲルの牝山羊の踊り。
知らない曲だったけど、やっぱり聴衆わしづかみ。
かっこよかったー。
夢のような時間は、あっという間に過ぎ去ったのでした。。
ひとつ残念だったのが
オープニングでオケのチューニングが終わり
指揮者とソリストを待つ間に、
『ケータイは切ってね』的なアナウンスが流れたこと。
えーこのタイミング!?
チューニングが終わって、指揮者が出てくるまでの沈黙と緊張感。
あの時間ですべてが決まる、と言っていた指揮者もいるくらい。
私の中でも大切な瞬間だったのに。
ウィーンでまさかの~!
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