3.11で天井が落ちた衝撃から4年。
なんだかんだ、修復後、初の入場。
ここでウィーンフィルを聴いたときも
なかなか大きな地震があったっけ。
あのとき天井が落ちていたら・・・とゾッとしたものだった。
とおい記憶よりも
ステージはグッと近くて
パイプオルガンはずっと大きかった。
そのオルガンを初めて聴く。
クーン社製、オペラシティの弟分。
低音の振動がかなり来てうれしい。
吉田愛&アレックス・ガイ夫妻のデュオだったのだが
近藤岳さんが、譜めくり&サポート!
まさかお目にかかれるとは。
コンサート終了後、ステージで作業する近藤さんに
観客質問攻め。笑
自分も思わず近よって聞き耳!
近藤さん、やはり誠実で優しくて
本当にオルガンを愛しているのだなぁ~と。
思いがけずミニレクチャー?を聞くことができ、感謝。
スッキリした印象でありながら
凝ったつくりでかっこいいミューザ。
音響にも定評があるけれど
新聞で読んだエピソードが大好き。
音響設計の豊田氏のところに
ゲルギエフからのTEL。
『今、ヤンソンスと飲んでるんだけど、
俺はKitaraが一番好きで、ヤンソンスはミューザが一番と言っている。
お前はどう思うんだ?』
豊田氏が、『きみには子供が何人いるんだっけ?』と言うと
ゲルギエフは、『なるほど。理解した!』と。
なんて粋な会話!
なんておもしろい図!(^^;
もうひとつしびれたのが、開演のベル。
うわわ・・大好きな鐘の音だ・・・
妙にリアルで、実際のヨーロッパの鐘の音かな~と興奮していたら
ザルツブルク大聖堂の鐘の音なんだって!!
川崎市と友好都市のザルツブルク市は
修復の支援もしてくれた上に
大聖堂の鐘の音を、わざわざ録音して送ってくれたんだとか。
うれしいね。ありがたいね。
なんだかたくさんの愛情を感じられた空間。
素敵にエイジングして
さらにいいホールになって行きますように。
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