70年にちなんで
TV番組やドキュメンタリー映画が多く特集された。
特に胸がつぶれたのが
収容所のユダヤ人で構成されていたオーケストラで
演奏させられていた老女。
楽器が弾けることで優遇され
労働で疲弊しきった他のユダヤ人たちをあざ笑うかのように
明るい音楽を演奏させられる日々。
他のユダヤ人生存者とは、いまだに大きな壁があり
交流はない。
彼女は被害者なのに、
"同胞のユダヤ人たちを裏切った"という罪の意識とも闘わねばならない、
とてつもなく孤独な人生。
彼女の愛していた音楽までもが
忌まわしいものになってしまったことが
恐ろしく、悲しい。
最近ようやく、
体調がいいときには音楽を聴けるようになってきたという。
ラジオから流れる音楽を
無表情で聴く彼女の姿に
嗚咽。
つくづく人間とはなんてことを。。
もうひとつ
イメージフォーラムで超満員だった
ショア。
第1部しか観られていないけど
地元の人のあっけらかんとした空気に、少々驚く。
笑いながら、収容所に送られるユダヤ人たちの様子を語る人も。
ユダヤ人、どうしてこんなにも
各地で嫌われてしまうんだろう。
実際、接したことがないだけに、とても気になる。
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