2012年2月26日日曜日

親ばかミンツ

相変わらずのミンツフェア。

音源を集めるため、オークションにも手を出し
廃盤になってオークションにも出ないDVDは、
発売元に連絡して、発掘された在庫を特別に売ってもらう・・ということも。

だいたい欲しいのは揃ってきたので
そろそろ落ち着くころか。

このストーカー的な熱狂グセは
我ながらちょっと怖いが、女性でよかったと思う。
男性は、女性アイドルとかにキャアキャア言うと
気持ち悪がられるからかわいそう・・・

そんなこのごろ
若かりし頃のミンツの、親ばか映像を見た。
2歳くらいのわが子をピアノの前に座らせて
ミンツがヴァイオリンで弾くメロディーを弾かせようと
デレデレになっている。

うわ~巨匠もやっぱり親ばかだ!と見ていたけど
そこでミンツが弾いているメロディーが
”美しく青きドナウ”であることに
胸がいっぱいになった。

前に、ミンツが
『自分がチビの頃、”美しく青きドナウ”をピアノで弾いてた。
それに合わせて両親が踊るのを見るのが嬉しかったんだ』
と言っていたから。

あ~いずこも親子の愛は
こうやって紡がれて、引き継がれていくんだな。

おそらくこの先も
子供を持つことはないだろう私には
羨ましく、少しせつない親ばか映像だった。












未来のなでしこ

姪&甥が遊びに来て
久々に、甥とキャッチボールをした。

前はまともにキャッチもできなかったので
なめてかかっていたら・・・
子供の成長とは早いもんで。

いいボールがバシバシ来る!
こりゃもう、グローブなきゃダメだ。
嬉しいようなさびしいような。

そして、公園でみかけたのは
驚きチビサッカー少女たち。

ロングヘアーに、最近サッカー選手が使っているヘアーバンド。
アルゼンチン代表のユニフォーム。
メッシかよ!

でも・・・パス&リフティング練習してるんだけど
めちゃくちゃウマイ!

なるほどー。
なでしこ効果で
最近は女子サッカーも流行りだしたのか。

見るからに生意気そうで、気取ったチビたち。
親も調子に乗ってんだろうな~という感じ。

先行きがちょっと心配だけど
スポーツが盛んになるのはいいことだ。

未来のなでしこ、がんばれ!

2012年2月20日月曜日

粕漬け

実家で、酒粕をもらってきたので
旬のサワラを漬けてみた。

4日後くらいに、発掘して焼いてみた。

う・・・うまい~!
日本酒好きとしては、もうたまらん。
お酒がすすむ~上機嫌。

こりゃいいや。
今日はイカを漬けてみよう。

しかし、イカの調理には、いつまで経っても慣れない・・
あの目・・・・
『どこからでもお前を見ているぞー』って
怒っているような目・・
コワすぎる。

いつも
『ごめんなさいごめんなさい・・・(><)』と
一人でギャアギャア言いながら戦っている・・・



2012年2月16日木曜日

飯田橋ギンレイホール

神楽坂の裏にある、昔ながらのちいさな映画館。
2本立てで、ちょっと遅れた映画をセレクト上映。
前から気になっていたのだが、初めての入場。

ネット予約もなし。
地下鉄の通路までつづく、行列。
『立見の可能性があります~』との案内と寒風の中、
ちょっと不安になりつつ、待つ。

開場になると・・・
見終わって出る人、
もう1本を観るためにトイレに行く人、
新たに入る人。
狭い館内が熱気でムンムン!

運よく席を確保でき、あたりを見回すと
一人で来ている若者、老夫婦、
慣れた様子で、階段に座布団を敷いて座ってるオジサンetc・・・
立見もたくさんの盛況。

最近は、ネットで予約→ぎりぎりに到着でOK。
それに、満席になった映画館なんて見ない。

子供の頃、通路に座って観た
『南極物語』を思い出して
なんだか一昔前にスリップしたような、嬉しい気分。

今回観たのは
『ミケランジェロの暗号』 と 『ゴーストライター』
去年観た映画で、私の中のBEST 1と2という感じ。
そんなたまらない組み合わせに、相方にも観せようと向かった。

どちらも明るい映画ではないけれど
2回観ても、やっぱりいい。
余韻に浸りたいので、
2本立てなのがもったいないくらい。

それにしても、『ミケランジェロの暗号』っていう
うすっぺらい邦題が、また頭にくる!

原題は、My Best Enemy (Mein bester Feind)
お客集めるために、つかみのある題をつけたいのだろうが・・・
せめて原題も一緒に宣伝してほしいね!

味わい深いギンレイホール。
またいい組み合わせがあったら行ってみよう。
そして、これまた味わい深い神楽坂で一杯♪

2012年2月9日木曜日

サラの鍵

フランスでも行われていた
ユダヤ人迫害・大虐殺。

現代に生きる記者が
あるユダヤ人少女の歴史をたどっていく映画。

フィクションではあるが、あれだけの人がいたのだから
実際、それぞれにそれぞれのドラマがあったに違いない。

このテーマの作品は、
終始『なぜこんなことが』と、涙がとまらず
人間であることに嫌気がさし、恐ろしくなり
ずーんと心が重くなる。
でも忘れてはいけないことだから、辛くても観る。

この作品には、愛情や温かい空気もおりまぜてあって
救われる部分もあったが・・・

このずーんとした重みの中で
『ピアノマニア』みたいな世界があることを知っているのは大きい。
”それでも、人間は美しくもなれるのだ!”と
信じることができるから。

ピアノマニア

映画というより、ドキュメンタリー番組・・という感じだが
音楽好きにはたまらない作品。

スタインウェイ社の調律師、シュテファンと
音にすこぶるうるさいピアニストたちが
極上の音を追求していく姿。

苦虫を噛みつぶしたような
ザ・マイスター!って感じなのかと思ったら
シュテファンのキュートなこと・・
むちゃくちゃな要望にも、笑顔やユーモアも交えて
ひょうひょうと対応。
精神を病んでしまう人も多い職業らしいのに・・・

”調律師”というより、”メカニック”という印象で
終始、見たことのないワザや裏舞台に
目をみはるばかり。

みんな極限の状態なのに、悲壮感がなくて
基本、楽しんでいる感じ。
やっぱり好きなんだよね。

とてつもない高みにいる人たちの美しい姿。
幸せ気分で
ずーっと笑顔で観ていた気がする。