2010年10月25日月曜日

パユ と リヴェ

退院した日に、コンサートへ。

パユ&リヴェ(フルート&ギター)
彩の国さいたま芸術劇場

パユは、ベルリンフィルの団員でもあり
世界的に有名なソリスト。
上手くてカッコイイので、日本でも人気。

チケット発売日に
気合を入れて取ったし
絶対行くぞ!と
病院でも、階段昇降したり
ひたすら歩いて体力づくり。

さすがに、いきなりの人ごみ&電車の揺れは怖くて
階段も、手すりにつかまってゆるりゆるり。
なんてことない道のりが、長い長い・・・

でも、最初の音を聴いたら
あぁ~がんばって来てよかった
あぁ~麻酔から覚めてよかった

涙が出たよー。

フルートとギターの組み合わせも
素敵じゃないか。

フルートが、パユの体の一部みたいになっていて
簡単そうに、踊ってるみたいに吹いてる。

リヴェのことは知らなかったのだけど
彼のギターがまた素晴らしく。
なんと変化に富んだ音を生み出すんだろー。

特にヴィラ・ロボス、ピアソラのせつない旋律が
秋の雰囲気にぴったりで
繊細な響きに、会場は息をのむ。

これまた涙。

喝采のあと、アンコールはなんと
宮城道雄の”春の海”

お琴の前奏をギターが奏でると
『おぉぉ!』とざわめき。
そして、まさに尺八の響きで、フルートがメロディを奏でると
会場は大拍手!

何の違和感もなく
彼らの音楽にしてしまっていた。

すげ~~!
宮城道雄も、こんな風に弾いてもらえるとは
思っていなかったろうなぁ~

おなかのこともすっかり忘れて
かぶりついた時間。

音楽は薬より効くのかも!
パユ&リヴェ、ありがとう。

adios まりも!

おなかにあった”シコリ”を取るオペを受けた。

何年も一緒に歩んできた『まりも』
オジャマ虫といえども、やっぱり体の一部なので
いざお別れとなると、ちょっと寂しい。

オペ前夜は
『今までいい子にしてくれてありがとねー』とご挨拶。

初めての入院・オペは
すべてが未体験ゾーンで新鮮。

でもやっぱり色んなものに感謝、の日々だったなぁ。

やさしい看護師・病院職員
生気を吸われ、疲れる病院に見舞いに来てくれた友人・身内
メールで応援してくれる友人
みるみる回復した、丈夫なからだ

経験しないに越したことはないけど
貴重な体験ができたな。

さて、しばらくゆっくりしたら
体もきれいになったことだし
新生自分!?ってことで、進まないとね。

病院で聴くと余計に身にしみた
”昨日のno,明日のyes"
(by GAKU MC ミスチル桜井氏カバー)

”昨日のOh no は明日のYes
変えるのは君なのです 君なのです
コケるのは何度だってかまわないのです”

”取り返しなんて たぶんつくはずなんです”

”やるかやらないかのちょっとした違いです”

”未来を変えるのは 君のたった今!”

そう、最後に笑っていればそれでいいのだよね。

2010年10月17日日曜日

すみだトリフォニーホール

ふと思い立って
新日本フィルの定期演奏会へ。
5000人の第九でご一緒させて頂いたのだが
ちゃんと聴くのは初。

Beethoven
ヴァイオリン協奏曲&田園
指揮:下野竜也
Vn:徳永二男
(実家でのあだ名は”カバ大王”。失敬な・・笑)

前日にチケットを取ったもんで
安いA席は、私でラスト!とのことで
3階席のいちば~んうしろ。

初めて入ったトリフォニーホール。
シックな色合いで、木の使い方もおしゃれ。
パイプオルガンはドレスデン製とのこと。シンプル。

ホールの外は、つくりが少し入り組んでいて
開放感はなく
出入り扉が分かりにくいけど
逆に、細い通路がおもしろい空間をつくっている。

座席はちょっと狭い感じがしたかな。
たまたまオジサンに囲まれていたからか?

でも素敵な空間だ。気に入った!

演奏はといえば・・・
メンバー若いな~という印象だったのだが
音の美しいこと!
キレもあり、柔らかさもあり
日本のオケもすごいな~!と感激。

休日の昼なので、子連れも多かったのが嬉しい。
安い値段で、家族そろって来られるって、だいじ。

田園は特にみごとで、
加齢臭がただよっているにもかかわらず(笑)
オーストリアの森の中にいるみたい。

そうなるとまた、ウィーンやハイリゲンシュタットを
訪ねてみたくなる。

聴力が衰えるなか、不安定だったろうBeethovenの心から
こんなに穏やかな音楽を生み出した自然。
見ないわけにはいかないだろう~!

いい音楽を聴いたあとは特に、歩きたくなる。
日本橋まで、ひとりテクテク。
計7kmくらい歩いたようだ。
歩く靴じゃかなったので、足イタっ

丸善で、名物”早矢仕ライス”を食べて帰宅。
うーん。
こっくり味と酸味、うまかった!

2010年10月11日月曜日

やっぱり好きだ

元職場の上司が声をかけてくれ
退職することになった先輩を囲み、飲む。

この上司は
頭がよくて、おちゃめで、ドライで、ずるっこくて
自分の言動で、相手がどう反応するか楽しんだり
営業マンが天職って感じのタイプ。

彼のおかげで、私は
仕事を、いかに割りきりつつ楽しんじゃうか
ということを学んだ。

それから
私には一生理解できまい!と思っていた
不倫しちゃう友人の気持ちも。。笑

今回、久々に飲んで
改めて魅力を感じる。

退職する先輩に向けて
みんなが思っていても
なかなか口に出せない言葉やアドバイスを
ズバズバ言うんだ。

普段は、調子に乗せておいて
ドンと落とされたり、油断ならないのだけど
やっぱりヒトをよく見てる。
そして、いざという時に、
ふと心に響くことや、誰も言ってくれないことを言ってくれる。

”本当のやさしさ”を、垣間見る。
計算づくであったとしても
相手に対する愛情がなきゃ
できるもんじゃないよな。

楽しいだけじゃなくて
いろいろ考えさせられた飲みだった。

しっかし、おしゃれでバカ高いお店だったのに
うまい日本酒をしこたま飲んだなぁ~(^^;
ごちでした~♪

2010年10月4日月曜日

ビアビア

この夏の激暑のおかげで
すっかりビール党の昨今。

スーパーでふと
『世界ビール紀行~ドイツメルツェンタイプ~』
なるものを発見。

アサヒビールが、”ドイツ風に”
日本で作っているらしい。笑
(ちなみに、次回作はベルギー風らしい)

ドイツに過剰反応する日々が
自分でもすっかりおかしくなってきて
えいやーと買ってみる。

うーん。
やっぱり”缶の味”がしちゃうけど
いつものビールより美味しい気がするぞ。笑
原料を見ると、一応純粋なのかな。

友人と行ったキリンビール工場見学で
美味しい注ぎ方を教えてもらって以来
モコモコの泡を作るのが お気に入り♪

ドイツではちょうど
東西統一20周年の記念式典だ。

未だいろいろな問題があるようだけど
お祝いして 今日も一杯やっちゃおう!

最近は、酔っ払ってもドイツがらみでウザい。
先日久々にたくさん飲み
いい気分で家に帰ると
サッカードイツ代表の短パン(相方へのみやげ)が目に入る。

履いたが最後?
始まったのが、各選手の物まね・・・

これが勝手ながらかなり楽しかったんだなぁ~
ラーム・エジル・シュバインシュタイガー
ミュラー・ロッベンが持ちネタ(?)

この病気はいつ治るんだろうかね。。
現実もちゃんと見ないとなぁ。。。(><)








2010年10月2日土曜日

シービスケット

大恐慌時代のアメリカで
実在した名馬とそれをとりまく人たちの物語。

厳しい時代
それぞれ傷や悲しみを抱いた人たちが
ふたたび立ち上がり
シービスケットに出会い

彼らの活躍にアメリカ中が熱狂し
勇気付けられていく。

ラストのレースシーンは
号泣・・・

レッドのケガのことも
自分のケガのことも
周りがどう思っているかも
馬はぜんぶ分かってるんだよね~
と思うと、なんだか泣けてきちゃう。

競馬ってやっぱり不思議だ。
金もうけやギャンブルと
動物との愛や信頼関係とが
となり合わせなんだもん。

そして、今回もトビーの目にほれぼれ・・
繊細な憂いを秘めていて
ちょっとひねくれた感じが
合うんだよなぁ。

2010年10月1日金曜日

サイダーハウスルール

勝手にトビー・マグワイア祭り。

自分にないものに惹かれるのか
どうやら、ギョロ目+目玉の美しい人に弱いらしい。笑

背景や出来事は
切なかったり、重かったりするのだけど
マイケル・ケイン演じるラーチ先生の大きな愛が
ストーリー全てを温かく包んでくれていて
悲愴感がない。

最近の『ジョーカー』や『悪人』と同じように
法や常識で正しいとされていることが
必ずしも”善”とは限らないのでは・・・と
この作品も言っている気がした。

チビッコたちの
ホーマーに対する愛情表現が
それぞれかわいらしくて、泣ける。

ラーチ先生が毎晩言ってくれる
おやすみの挨拶がまた優しくて。

"Good night, you princes of Maine,
you kings of New England."

できれば最後
みんなで野外映画場に行って
キングコング2でも観てほしかったが。。
さすがに無理か・・・

でもその後、ホーマーが孤児院の近くに
スクリーンを作ってくれたかも?
なんて思ったり。

素敵な映画だったなぁ~

そして、よく耳にする音楽。
この映画のサントラだったんだ!