パユ&リヴェ(フルート&ギター)
彩の国さいたま芸術劇場
パユは、ベルリンフィルの団員でもあり
世界的に有名なソリスト。
上手くてカッコイイので、日本でも人気。
気合を入れて取ったし
絶対行くぞ!と
病院でも、階段昇降したり
ひたすら歩いて体力づくり。
さすがに、いきなりの人ごみ&電車の揺れは怖くて
階段も、手すりにつかまってゆるりゆるり。
なんてことない道のりが、長い長い・・・
でも、最初の音を聴いたら
あぁ~がんばって来てよかった
あぁ~麻酔から覚めてよかった
涙が出たよー。
フルートとギターの組み合わせも
素敵じゃないか。
フルートが、パユの体の一部みたいになっていて
簡単そうに、踊ってるみたいに吹いてる。
リヴェのことは知らなかったのだけど
彼のギターがまた素晴らしく。
なんと変化に富んだ音を生み出すんだろー。
特にヴィラ・ロボス、ピアソラのせつない旋律が
秋の雰囲気にぴったりで
繊細な響きに、会場は息をのむ。
これまた涙。
喝采のあと、アンコールはなんと
宮城道雄の”春の海”
お琴の前奏をギターが奏でると
『おぉぉ!』とざわめき。
そして、まさに尺八の響きで、フルートがメロディを奏でると
会場は大拍手!
何の違和感もなく
彼らの音楽にしてしまっていた。
すげ~~!
宮城道雄も、こんな風に弾いてもらえるとは
思っていなかったろうなぁ~
おなかのこともすっかり忘れて
かぶりついた時間。
音楽は薬より効くのかも!
パユ&リヴェ、ありがとう。