2010年1月16日土曜日

IN HER SHOES

イン・ハー・シューズを観る。

話としては、極端なところもあるけど
ダメダメな部分を持ちながら
こんがらがりながら、影響し合って成長し
わだかまりを解いていく人たちの姿が
清々しかった。

特に気に入ったのは
老人施設で働くようになったマギーと、盲目の元教授とのシーン。

マギーにムリムリ詩を読んでくれと依頼し
彼女が難読症であることを悟る元教授は
恐怖を拭い去り
優しく、解釈を導き出す手伝いをする。

"Aプラス。賢い子だね”
と言われた時の、マギーの表情が良かった。

決して自分にかけられるはずのない言葉に驚き
そして、本当に素直に嬉しそうな笑顔に変わる。
キャメロン・ディアス、あっぱれ。

瞬時に、相手の得手不得手を感じ取り
不得手も自信に変える道のりを示してくれる
素敵な元教授でした。

元教授は、亡くなった後も
素敵なシーンをくれた。

亡くなった日、マギーが病室で呆然としていると
そこへ、元教授の息子が。

『医者をやってる息子ね』
『マギーだね』

二人は面識がなかったけど
お互い、元教授から話を聞いていたから
あ、この人だ。って分かるんだ。

ちょっとびっくりしつつ
嬉しい笑顔。

人が死んでしまったことにより
また新しく温かい出会いが生まれるって
素敵だなぁ~

そして、年の功ってやっぱりあるよね。
じいちゃんばあちゃんに
たくさん話を聞いておかなきゃ。

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