2016年12月18日日曜日

『恥ずかしくない姿』への道は長い・・・

《あまちゃん》で好きな場面のひとつ
ミズタクがアキに話すシーン。

ひょっとすると、世の中を動かしているのは
一番才能のある人じゃなくて
2番目の人たちなんじゃないか

1番の人に対して
恥ずかしい姿を見せられないと頑張ることで
成功するんじゃないのかな・・・と。

あ、キミが2番目ってわけじゃないけどね
っていうオチが、またいいのだけど。笑


私も、これと似たような感情を
持っている気がする。
もちろん2番目でもないけど。笑

私は友人が少ない方だ。
でも、その友人たちは
私が悩んだ時、言葉だけでなく行動にして
本気で支えてくれることを知った。

私の方は何も与えられていないのに。
本当に心強くうれしかったし
友人たちに恥ずかしくないように
しっかりしなければ、と思うようになった。

成功どころか
いまだに恥ずかしいことばかりなのだが・・・

実に人と接しない一年だったけど
心の中には、いつも支えてくれる存在があったことに感謝。

2016年12月17日土曜日

シュッツ病

まさかフルート奏者に
こんな夢中になるとは。。

聴けば聴くほど病が深まる
カール・ハインツ・シュッツ。

生まれがチロルの田舎だからかな?
シュッツさんの音は
“アルプスの山々に響く笛”とか
“鳥の声”とか
ふわっと浮かぶ景色が、とにかくアウトドア。笑
屋内なのに、自分は勝手に自然の中にいる。

演奏会でモーツァルトの協奏曲K313を聴いたときも
『ヤッホ~!』って語りかけてくる
→『やっほ~!』って笑顔で返したいのに涙が止まらない・・・
って感じだった。

ひょうひょうと吹いているのに
とてつもなくアツい情熱を感じて、血がざわざわ。
弱音も、ずっと聴いていたい。

あぁ~ミンツとちがって
同じ時代に生きて
全盛期?の生を聴ける幸せに感謝!

フルートの曲なんてあまり知らなかったので
名曲の新発見も楽しい。

《ミニヨンの主題によるグランドファンタジー》も
シュッツさんの超絶技巧を聴いてびっくり。
ちびっこがバヨリン発表会でよちよち弾くあの曲だ〜

《ミニヨンのガボット》が、オペラの中の曲であり、
そのアレンジ版と初めて知った。
それにしても、シュッツさんの手にかかると
こんな素敵な曲になってしまうんだな…

オーケストラの曲を聴いていても
フルートの聴かせどころに注目するようになってしまった。
視点が変わると、知らないことばかり。

周囲の音が聞こえていないと不安でダメなので
外出時はイヤホンを使えない自分。
家で食事を作るときに
イヤホンで聴くのがマイブーム。
今さらながら、スマホでこんないい音が聴けるとは。。
まだまだ楽しみは続きそう。

2016年12月2日金曜日

美しい木々

近所にちょっとしたお気に入りの場所があった。

貴重なシイと桜の巨木が数本立っていて
もりもりと葉を茂らせており
私の中で、ちっちゃなトトロの森。

鳥が集まり
夏には日かげをくれて
秋にはシイの実がゴロゴロ。

ただ、昔はもっと森だったところ
人間に追いやられて数本になった感じで
きゅうくつそうに立っていた。

ある日通りかかると
業者が、シイノキの枝をほとんど切り落としていた。
痛々しい姿に、しばし立ち尽くす。

その木々には、行政の保護樹木の札がついていたので
まさかね、と思っていたら
数日後、幹からばっさり切られて、いなくなっていた。

えーーーーーー
幹から切ったってことは、移植でもないのだよね。。。
どうなったんだろう。
哀しくて、そこを通るのが辛くなってしまった。

最近、街を歩いていると
木にばかり目が行く。
窮屈な思いをしている木々の多いこと。
アスファルトに囲まれ
根っこがモリモリと地面をうねらせて辛そう。

それでも、花を咲かせ、色づき
人間を楽しませてくれる。
強いなぁ。
でこぼこした地面を踏みながら
ごめんね・・・と思う。

あそこの木々はどうしているかな。
色づいたり、葉を落としたりする姿に会いに行く。
そんな秋。

木と話して浮世離れしていないで
人間と接しないといけないのだが・・・(--;