2015年1月31日土曜日

そこにはつねに、それ以上のことがある

最近もちきりのニュースを見るたび
モヤモヤモヤモヤ

そんな中、新聞記事で気になったもの。
高橋源一郎さんの記事にふむふむ。

スーザン・ソンタグという方の言葉を引用した一部分。

『意見というものの困った点は、 
私たちはそれに固着しがちだという点である。
・・・何ごとであれ、そこにはつねに、それ以上のことがある。
どんな出来事でも、ほかにも出来事がある。 』
   目に見えるそれ、とりあえずの知識で知っているそれ、
   それ以上のことが、そこにはある。
   そのことを覚えておきたい。
   なにか『意見』があるとしても。 


もう一つ気になった同じ紙面、森達也氏の記事では
メディアの多様性について。
先日のフランスのデモについての記述にハッとする。

40か国以上の首脳が
『私はシャルリー』のプラカードを掲げたデモ行進。
首脳たちが、“市民デモを先導している”様子。

でもそれは勝手に我々が思い込んだイメージで
引いた映像で見ると、彼らは通りを封鎖した一角にいただけ。
うしろに続くのは、SPや政府関係者だった・・というもの。

確かに、警備などを考えたら当然かもしれないし、
ウソを報道されていたわけでもない。
なるほど、勝手なイメージができあがっていたなぁ。


『それ以上のことが、そこにはある』という感覚
情報あふれる現代だからこそ
なにに関しても大事にしなければなぁ。
と思いつつも・・・モヤモヤする・・・

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