2014年8月19日火曜日

指の記憶

実家のピアノを引き取るつもりで
ずっと我慢してきたのだけど
見通しがたたず、ついに妥協、電子ピアノを購入。

八方塞がり?息づまるこのごろ
無心になれて、けっこうな救いになっている。

驚いたのが、指の記憶。
流れに乗ると、バッとよみがえってきたりすることがある。
すごいな、脳&指。

そしてなにより、
年齢を重ねたことと、一人で弾いていることで
昔とは違った感情を込めることができる。

メナヘム・プレスラーじいちゃんが
 “『私はこの曲をこんなに上手に弾けるんです!』 じゃなくて
   『私はこの曲をこれほどまでに愛してるんです』 と伝えるために弾く”
というようなことを言っていたけど、ガッテンガッテン!
舞台でそう思えてたら、発表会とかももっと楽しめただろうなぁ。

人前で自分をさらけ出すのが怖くなって
感情移入できなくなった中学の頃、
ショパンのせつないワルツを弾いていたら
ピアノの先生に
『〇〇ちゃんは、もっと恋をしないとダメね~』って言われちゃったっけ。笑

今では、ミスタッチばかりで音はムラだらけだし
指も動かなくて、ひどいありさまだけど
曲を愛する想いだけは、前よりほめてもらえるかな?

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