2011年11月28日月曜日

余裕のベルリンメンバーたち

ベルリンフィルとうとう来日。

チケット取りから
予習から
体調管理から
かなりの思い入れで臨んだコンサート。

前日から落ち着かず、当日も早く出発。

ホテルオークラの方から向かっていると
前方から、おしゃべりチェロ軍団がー!
わいわいホテルに戻っていった・・・

そして、この前一緒に写真をとってもらったメンバーらも!
会釈したら、にっこりしてくれた。

うわーここで張っていたいぞ。
しかし早いといっても、開演まであと一時間。
このメンツ、今日はリハだけなのかもな・・

そして開場時間。

ん?カラヤン広場にもメンバーが
スタバコーヒー片手にうろうろしている。

どうやら、入口のパイプオルゴールを見に来たらしい。
写真撮ってるし・・・笑

好きなドミニクさんがいて、思わずパチリ。
パーカー姿なので、今日は降り番なのか~とガックリ。

そんなで、ワン盛り上がりしてホールに入り
座席に座り、ドキドキと団員の入場を見ていたら・・・

えーさっきのみんな、いるじゃん!
ドミニクさん早着替え?
うーん。『30分前、集中~・・・』とかやってるわけじゃないのね。

ま、彼らにとっては、仕事の海外出張だから
昼休み終わった→ さ、仕事 って感じなんだろうなぁ。

いやー余裕にびっくり。
そして、更にびっくりだったのは
降り番だと思っていたひいきのヴァイオリニストが出演!!
思わずひとり『まじ!』と叫んでしまった。。。

で、肝心の演奏は・・・
やっぱり音はすごかった。
ビリビリからだの芯に響く。
いっぱい取り込むぞ~と、からだを開放。

でも、今回は鳥肌どまり。
涙はなぜか出なかったなー。

でも、念願のラトルも聴けたし
ぜいたくな時間だったことは確か。

翌日は脱力で、廃人状態。
今年も終わった・・・くらいな。笑

やっぱりまたベルリンの
あのフィルハーモニーの空間で聴きたい
その想いが強まった一日だった。

2011年11月17日木曜日

よぼよぼの巨匠

ドイツの指揮者、クルト・マズアが来日中。

洗足学園音大のオケと
チャリティコンサートを開いてくれるのだが
公開リーディングがあるというので
こんな機会はめったにない!と
いそいそ。

クルト・マズアは
私が(勝手に)前世生きていた街、ライプツィヒの
ゲヴァントハウス管弦楽団の音楽監督を務めていた人。

1989年の民主化革命時は、武力行使の惨事にならないよう
尽力奔走した人の一人で、尊敬のまなこで見ている。
(プライベートは・・・?だけど)

出てきた84歳のマズア、よぼよぼのじいちゃんになったー!
歩く姿はノコノコ不安定。
服もパジャマみたいだぞ?笑

でも指揮台に立つと、メンデルスゾーンの曲について解説し
細かい指示を出したり
大きなハリのある声で叫んだりしている。
音楽がパワーの源なんだなぁ。

でも、通訳さんがちょっと頼りなかったのか
マズアがおじいちゃん的な意味不明だったのか
学生も『??』という瞬間がけっこうあり。

う~ん!流れがいちいち途切れてしまう。
もうちょっとニュアンスが伝わればいいのに!と
もどかしい感じ。

トルシエについていた熱血通訳を思い出す。
彼を見て笑ってたけど
ハートの温度を伝えられる通訳って大事なのかも。

サインをもらえるかも、と思って
ライプツィヒで買った革命ドキュメントの本を持っていったのだけど
ヨボヨボだし・・・
学生たちも、サインもらえるのは限定10名でジャンケン!
とかやってたので、そんな雰囲気でもなく。。

音楽家の引退の潮どき・・とか
いろいろ考えさせられたけど
巨匠を目の前で見られて、うれしかった。
ありがとう!

2011年11月4日金曜日

ウン年ぶりの日光へ

小学校の修学旅行以来。

バスで竜頭の滝まで行き
そこから湯元温泉まで、軽くハイキング。

文化の日にしてはめずらしく
雨がぱらついたりで、
陽射しがなかったのが残念だが
紅葉も残るなか、水の流れに沿って楽しんだ。

水量豊かでダイナミックな、竜頭の滝・湯滝!
でも、その中間の流れが
静かで穏やかなことといったら。。
その差がなんとも印象的だった。

しかし・・・これが世界遺産かぁ~
予想どおりというか、興ざめ感も大。

排気ガスぶーぶーの、いろは坂渋滞。
えらそーな態度の宮司。
鳥居の目の前のじゃりみちも、車走ってるし。。
センスの悪いおみやげ屋、まずい食堂。

もうけ主義が見え見えというか。
観光地って、どうしてこうゴチャゴチャになっちゃうんだろう。

もっとセンスのある開発をしてほしいな。
でなければ、何もせず、そのままの姿を残してほしい。
うん、それが一番なんだけどね。

人が増えたからって
駐車場や施設を増やさなくてもいいじゃない。
ここ、別にたくさんの人を呼ぶのが目的の場所じゃないんで・・・って
そのまま平然といられたらいいのに。

外国人もたくさんいて、なんか恥ずかしかった。
日本に来るなら、世界遺産を目指さず
なにもない所の方がかえって
いい所、いい景色、いい自然がたくさんあるよ!!

海外にも通ずるところがあるのかもしれない。
世界遺産とか、ガイドばかりに気をとられては
危険だということだ。

って文句言ってるけど
閉門時間に間に合わなくて、東照宮に入れなかったボケ輩に
あれこれ言われたくないわな~笑

2011年11月1日火曜日

シュロモ・ミンツ

イスラエルのヴァイオリニスト。

樫本大進&ベルリンバロックゾリステンの
コンサートの予習をしているとき
You Tubeで、たまたま彼の演奏を聴いた。

すごい!
なんか好きだ・・・

気になって、HUBERMAN FESTIVALのDVDを購入。

ユダヤ系の巨匠たちの夢の競演。
その中に、貫禄たっぷりの26歳のミンツ!
30代にしか見えね~

メンデルスゾーンの協奏曲
2楽章は涙止まらず・・・
流れるというか、オイオイ泣いちゃう感じ。

ヴァイオリンと会話しているみたいに
なんともいい表情で弾いているのも素敵だ。

1983年の録音なので、音も画像も悪いのが残念だけど
それでもビリビリ来る。
なんだかよく分からないけど、好きなんだなぁ。

実家に帰ったときに
興奮して『ミンツって知ってる?』と父に聞いたら
『あぁ、CD持ってるよ』
相当、有名な人でした。。。

おっさんになったミンツ
日本に来たらコンサートに行ってみよう♪