祖父の納骨の3日後
あとを追うように、祖母も旅立った。
祖母は、祖父の死を知って生きるパワーを失い
祖父は、墓下でひとり寂しくて、そして子供達を介護生活から解放しようと
祖母を呼んだ。
いつもお互い『先に逝けない』と言っていた2人のつながりを
改めて感じる死だった。
祖母の言葉は
いつも私の人生の大きな決断を
後押ししてくれるものだった。
結婚も、退職も。
多くを語らなくても、私の悩みを察知してくれて
祖母と話していると、とても穏やかな気持ちになれた。
体調を崩して介護生活となり、
最近は認知症も進み、
私のことも、あまり認識できなくなっていた。
私の中では
祖母が”生まれ変わったとき”がある。
そこを境に、祖母は別人のようになった。
あのとき、祖母は一度死んで
今の祖母は違う人だ。。
そんな感覚があったので
死は寂しいけど、冷静に受け止められたように思う。
きっと昔のままだったら、あまりに悲しすぎただろうから
良かったのかも。
それに、祖母が変わってしまった・・と思ったとき
早く伝えなきゃ、と思い
今までの感謝の気持ちは伝えておいた。
だから、悔いはあまりない。
すでに本人は、あまりピンと来ていないようだったけど・・
これからは自分で考えて、決断しろということだよね。
がんばるよ、おばあちゃん!
いろんな苦労をして来ただろうに
自分の弱さは見せずに
みんなの気持ちに寄り添い
たくさんの愛情を注いでくれたおばあちゃん
本当にありがとう。
2011年5月19日木曜日
私は土に帰りたい・・
祖父の納骨を済ます。
以前から用意してあったお墓は
緑豊かな、静かなお寺。
ゆっくり休めそうでよかった。
今回、”お墓の下の穴”というものを初めて見た。
2段になっていて、けっこうな人数分入りそう。
そこに、祖父のお骨がぽつんと置かれる。
こんな暗くて狭いところにひとりぼっち・・・
なんだか切なくなってしまった。
何人集まっていても
私はお墓の下には入りたくないな・・と思ってしまった。
石の下は、息が詰まりそう!
やっぱり土に帰りたい。
実家のそばの野山にでも
まいてほしい。
砕くのは大変らしいから、ひっそり埋めてもらってもよし。
ちょっと木の栄養にでもなれたら嬉しいし。
って、これ違法なんだよね・・・
ともあれ、祖父の死をひととおり見届けたことは
人生のいい勉強になった。
おじいちゃん、ゆっくり休んでね。
以前から用意してあったお墓は
緑豊かな、静かなお寺。
ゆっくり休めそうでよかった。
今回、”お墓の下の穴”というものを初めて見た。
2段になっていて、けっこうな人数分入りそう。
そこに、祖父のお骨がぽつんと置かれる。
こんな暗くて狭いところにひとりぼっち・・・
なんだか切なくなってしまった。
何人集まっていても
私はお墓の下には入りたくないな・・と思ってしまった。
石の下は、息が詰まりそう!
やっぱり土に帰りたい。
実家のそばの野山にでも
まいてほしい。
砕くのは大変らしいから、ひっそり埋めてもらってもよし。
ちょっと木の栄養にでもなれたら嬉しいし。
って、これ違法なんだよね・・・
ともあれ、祖父の死をひととおり見届けたことは
人生のいい勉強になった。
おじいちゃん、ゆっくり休んでね。
2011年5月5日木曜日
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2011
毎年恒例
GWに東京国際フォーラムで開かれる音楽祭。
今年はブラームスがテーマのひとつであったこともあり
初参戦!
がしかし、これも震災の影響で
出演者が来日しなくなったり、ホールが使用できなくなったり
大幅に規模を縮小しての開催となった。
チケットをGETしていた公演も払い戻しとなり
結局無料のイベントをふらりと観ることに。
プロによるヴァイオリンの公開レッスンを観たのだけど
これが良かった!
無表情で、一切笑わない音大生の扁平な音色を
お手本を見せながら、どんどん変えていく。
ブラームスはこの曲をどうして作ったか知ってる?
愛するクララシューマンを想って作ったんだよ。
もっとheartで歌って!
音にcolorを!
感情を閉じ込めないで!
観客ものめりこんで、いっしょに高揚していく空気。
私も血がザワザワ騒いで
感情をぶつけて歌いたくなって
ついつい体が動いてしまう。
音大生の感情もどんどんふくらんで
たった1時間で、最初とはぜんぜん違う演奏に。
観客からも、おぉ~!と拍手。
自分も、感情をあらわにするのが苦手だけど
今日のレッスンを観て
思いきり表現できたら気持ちいいかも!と
その手段を持っている人たちがちょっと羨ましくなった。
今日で音楽祭は終了したけど
直前の変更で、スタッフは大変な苦労をしたことだろう。
変更されたプログラムやパンフを見ながら
きっと徹夜続きだったろう人々に
しみじみ感謝。
大変なときこそ音楽を。
その思いは確かに届いたよ。
出演者、スタッフ
本当にありがとう!
GWに東京国際フォーラムで開かれる音楽祭。
今年はブラームスがテーマのひとつであったこともあり
初参戦!
がしかし、これも震災の影響で
出演者が来日しなくなったり、ホールが使用できなくなったり
大幅に規模を縮小しての開催となった。
チケットをGETしていた公演も払い戻しとなり
結局無料のイベントをふらりと観ることに。
プロによるヴァイオリンの公開レッスンを観たのだけど
これが良かった!
無表情で、一切笑わない音大生の扁平な音色を
お手本を見せながら、どんどん変えていく。
ブラームスはこの曲をどうして作ったか知ってる?
愛するクララシューマンを想って作ったんだよ。
もっとheartで歌って!
音にcolorを!
感情を閉じ込めないで!
観客ものめりこんで、いっしょに高揚していく空気。
私も血がザワザワ騒いで
感情をぶつけて歌いたくなって
ついつい体が動いてしまう。
音大生の感情もどんどんふくらんで
たった1時間で、最初とはぜんぜん違う演奏に。
観客からも、おぉ~!と拍手。
自分も、感情をあらわにするのが苦手だけど
今日のレッスンを観て
思いきり表現できたら気持ちいいかも!と
その手段を持っている人たちがちょっと羨ましくなった。
今日で音楽祭は終了したけど
直前の変更で、スタッフは大変な苦労をしたことだろう。
変更されたプログラムやパンフを見ながら
きっと徹夜続きだったろう人々に
しみじみ感謝。
大変なときこそ音楽を。
その思いは確かに届いたよ。
出演者、スタッフ
本当にありがとう!
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