2009年10月19日月曜日

Thomas Timm

ベルリンフィル弦楽五重奏団のコンサートへ。

ストラディヴァリウスサミットコンサートで
何年も楽しませてもらっている
トーマス・ティム氏
彼がやって来ると知ったから、飛びついた。

若坊ちゃんみたいだったのに
ヒゲもたくわえて、ずいぶんダンディーになったねぇ。

ストラディヴァリウスのときと
やっぱり音が違う!
・・なんてことは、判らない。

そんなことを考える以前に
繊細で、緻密で、誠実な音色。
(ちょっと座り方が内股なのが気になったけど・・^^;)

あ~幸せ。
血が騒いで、涙が出て
全身で感動。

少人数だけに、緊張感の中 ワザが際立つ。

チェロのタチヤナさんは
力強くて、情熱的。
アンダンテ・カンタービレ良かったなぁ。

そして、背中から腕の
引き締まった筋肉がまた素敵・・・

バーバーのアダージョ
あの静寂から高音への昇天→静寂・・・
みんな吸いつけられて、息を呑んでたよね。

ピアソラも新鮮で良かった。
こういう曲も、きれいにパリっと弾きこなしてしまうんだなぁ。

拍手喝采に応えてくれ、アンコールは長い曲を4曲も。
中でも、ボッテシーニの『夢遊病の女』は圧巻。

BASS奏者、折り重なるように体を伸ばし
幅広~い音程を拾っていく。
ヴァイオリンでさえ音を拾えないでいる私にとって
神業なのだ。

チェロなの?ヴィオラなの?という音も出せるんだ!と
BASSが主張している。

あぁ、やっぱりコンサートは心の燃料だ。
やめられない!

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