2012年1月17日火曜日

天使の歌

1年8ヶ月ぶりに風邪にやられ
録画していた映画をダラダラ鑑賞。

『君の涙 ドナウに流れ -ハンガリー1956-』

(最近、邦題の付け方が気に入らなくて
いっそ付けなくていいのに!と思う・・)

【ハンガリー動乱】と【メルボルンオリンピック】という史実に
恋愛をからめたフィクションを
うまく乗せた作品。

それぞれが、それぞれの立場で
祖国を想い、戦う姿に
平和が成り立つまでの壮絶な道のりを思う。

最後に流れる詩、『天使の歌』 byマライ・シャンドールに
はっとして、涙が出る。

”暴動の末、平穏は訪れた
でも私たちは忘れない
自由を求め、どれほどの血が流れたかを

自由の国に生まれた者には理解も及ぶまい
だが私たちは、何度でも繰り返し噛みしめる
自由がすべてに勝る贈り物であることを”

そうだなー。
知ったつもりでも、自由な世の中で
ノホホンと育った私には
彼らの想いなんて理解できないのだ。

でも、『分かっていない』と知ることは
きっとだいじだ。